間取りや設備を検討している時にはまったく気付かないのが固定資産税です。
住宅設備の中には思いがけず高い評価になるものがあります。評価が高くなるということは固定資産税も高くなるということです。

【固定資産評価の対象になるもの】
家屋に取り付けられ、家屋と構造上一体となっているもの。
（例）
屋根材一体型の太陽光発電パネルは固定資産評価の対象になりますが、屋根に乗せて固定してあるものは対象になりません。したがって、セキスイハイムの場合、ドマーニは固定資産評価の対象になりますが、パルフェは対象になりません。我が家は対象外です。
ビルトイン型のエアコンも対象です。

【評価の仕方】
総務省が定める「固定資産評価基準」に、家屋の部分別の評価点数が決まっています。評価点数がそのまま評価額になるという訳ではないようですが、おおよそ同じとみていいと思います。
家屋の部位によって、1�u当りの点数で定めたものと設備1個当りの点数で定めたものがあります。屋根・外壁・床などは1�u当りの点数、洗面台・システムキッチンなどは1個当りの点数となっています。

【固定資産課税台帳の縦覧】
課税台帳には、建物の住所・建築年月日・構造（木造、軽量鉄骨など）・床面積（�u）・評価額が記載されています。縦覧すると自分の家の評価額が他の家と比べて高すぎないかチェックできます。
1. あらかじめ同じメーカーの家を見つけて、そこの住所を調べておきます。
2. 外壁や屋根などが同じ仕様の家の方が比較対象としてはベターだと思います。我が家の場合は、タイル外壁でパルフェ（フラット屋根）の物件と比較した方がいいということになります。

タイル外壁のパルフェを2軒、セキスイハウスと思われる家を1軒、見つけました。その縦覧結果です。評価額は床面積におおよそ比例するものと考えて1坪当りの評価額を出してみました。我が家が一番安い。それにしてもこの評価額、ハイムに払った金額の何分の１だろう。

実際に我が家が支払う固定資産税・都市計画税は、年間で　71,200円　です。内訳は
固定資産税　52,500円（3年間の軽減措置終了後は、倍額の105,000円）
都市計画税　18,700円

　2006年4月5日追加
平成18年度　固定資産税・都市計画税の課税明細書が市役所から届きました。
新築から3年間の軽減措置が終了したので、上記の軽減額52,500円がそのまま上乗せになると思っていたのですが、評価額が600万強に下がっていたおかげで、年間で　100,100円　でした。内訳は
固定資産税　85,000円
都市計画税　15,100円
3年後の評価替えで150万円も下がったわけですから、このペースで行けば6年後には半分、12年後にはゼロということになります。この通りに行くかどうかわかりませんが、税金負担が減っていくのは間違いないわけで少し安心しました。

【評価点数の一部】（木造家屋用）
詳しくは、資産評価システム研究センターのHPを見てください。
市役所職員の話ではハイムのような軽量鉄骨の場合、評価点数（金額）は若干上がるそうです。具体的にいくら上がるのかははっきり教えてくれませんでした。ただ話のニュアンスから推測すると、木造の倍なんてことはなく、木造が1点＝1円なのに対して、せいぜい1点＝1.05円〜1.1円くらいのものかなと思いました。また、市役所で見せてもらった「固定資産評価基準」には非木造の評価点数が載っていました。何箇所か木造と比較しましたが、同じ点数のものが結構ありました。