岡山国際サーキットで行われている有名な草レース『モトルネ』が筑波サーキットで
初開催されるというので、TMがTWINクラスにFactoryでエントリーしました。
さすが草レースの草分け的存在で、しかも初開催とあって気合いが入っているのか、
凄いお客さんの数です。BOTTやテイストを知らない自分たちにはビックリの大盛況です。
お客さんの一番の目当ては直4ネイキッド系のSAMURAIクラスでありましょうが、
全日本選手権でさえお客が集まらない昨今、こんな大勢のお客さんの前でレースが
出来るなんて、まさに草レーサー冥利に尽きる、といったコトロでしょうか?
まわりは名前を知ってるライダーばかり。
ツイン系の草レーサー勢揃いですね。
今日はゼッケン#13。クラスのステッカーはセンスの良いデザイン。しかし、ハンパねー寒いんですけど!
予選です。TWINの時間には少しはマシになりましたが、路面温度がとても低いため序盤は慎重に走ります。それでもなんとか『自分なり』のタイムは出せました。
意外や意外、予選3番手でフロントロー獲得です。
低い路面温度のせいか、他のライダーも思ったよりタイムが出てないのでしょうか?
実は予選の最後、シフトリンケージのボルトが脱落しちゃいました。オハズカシイ。(^^ゞ
予選順位には影響無し。予選で良かったぁ・・・。
午前中の予選はとにかく寒く、特に早い時間のクラスは転倒者が続出しました。
さいわいTWINクラスは最後の方だったのでいくらかマシにはなりましたが、
それでもとても寒く、低い路面温度のままでの予選となりました。
そんななかTMはなんとか自己ベストに近いタイムを出しフロントローを獲得しました。
レースではいつもキッチリ実力を出しますが、そのかわり大きなブレイクも無い、
『スランプも無いけどサプライズも無い男』TMの面目躍如です。(笑)
*** TM ***
悲しくなるくらい寒い予選でしたが、なんとかフロントローをゲットしました。
でもこの3番手は自分が頑張ったというより、ちょっと展開に恵まれた感じがします。
後ろには自分より実績のあるライダーがひしめいていますし、また予選1・2位とは
タイム差も大きいので、決勝は厳しいレースが予想されますが、なんとかひとつでも
順位を落とさないように頑張ろうと思います。これはスタート、大事ですねぇ。(^^ゞ
*** やにゃ ***
ツインの世界では有名な方々が出場されていたので、どのくらい絡めるか楽しみでした。
まあTMちゃんは安定しているので、最初くらいはリーダーボードに載せられるだろう
とは思っていました。一番最後のこの予選でも路面温度は相当低い状況で予選開始。
早々とリーダーボードに#13。さすが。でも、なかなか#13が消えない(笑)ので、
『あれ?有名人の方々どうしたん?』と思っていましたよ。で、結局3位で終了!
なんとあの面子でフロントローだよ。^_^; TMちゃんは『自分のベストを
ただ出しただけだ』と言っていたが、この寒さで出すのはさすが。あっぱれ!
有名人の方々は、寒さの影響や、エンジントラブルとかで結局出せなかった様子。
TMのウォーマーが故障で修理中なので、ギドラさんにウォーマーを借りました。本部長の激励を受けるTM。
『今日はやたらお客さんも多いし、嬉しいなぁ』
あわやホールショットでしたが、外から被せられ2番手でスタート。マズマズです!先頭の#8に必至に食い下がるTM。
背後にはポールの#23が迫ります。
裏のストレートエンドで#23に交わされ3番手に。TMをパスした#23は次の周にはトップを奪取します。
今度はTMがストレートで#8をパスします。
『初めてストレートで他車をパスしました』(^^ゞ
2番手に上がった勢いで先頭のインを狙いますが、抜くまでには至らず。3台のテールトゥノーズが続きます。
1ヘアピンでは何度もインを狙うほど接近するものの、ストレートではブッちぎられる、を最後まで繰り返し、そのまま2位でフィニッシュ。
2位フィニッシュに喜ぶTM。
満面の笑みが会心のレースを物語ります。
嬉しさのあまり、もうデレデレなTM。(爆)
優勝できなかった悔しさはまったく無さそうですね。まぁ、確かに表彰台のこの顔ぶれをレース前に予想した人はいないでしょう。身内でさえ!(笑)
ベストタイムも一気に大幅更新しました。
サプライズの無いハズの男が、まさかのサプライズを見せてくれました。
レースが終わった後も、いつまでもニヤニヤ、デレデレしてるTMとサポートのみんな。
*** TM ***
予選3番手は実力通りの順位とは言えないので、決勝レースでは厳しくなると
思ってました。予選上位2名とはタイム差が大きいので、『好スタートを切って
この2台に引っ張ってもらう形で、後続の追撃を振り切って3位表彰台ゲット』
が今回の作戦ですが、『さらに3台に抜かれても6位で暫定表彰台』を目指します。

前回のNTに続いて今回もスタートはうまく行きました。外から#8に被せられ
2番手で1コーナーへ。一番『目の前で走ってもらいたい』と思っていたライダーの
すぐ後ろに付けられたので、自分にとっては最高のスタートとなりました。
ホールショットより嬉しい展開です。勝手に個人授業受けさせてもらいます。(笑)
特に1ヘアの立ち上がりからCXは明らかに自分より速いので勉強になります。
幸いにも彼の999モノポストより自分のFactoryの方が少しストレートが速いおかげで
なんとか付いて行けます。何から何まで自分に都合の良い展開になってくれました。
3周目の裏のストレートエンドでポールの#23に交わされて3位に落ちます。
このバイクに敵わないのは最初からわかっていたので、これは予想通りです。
続く5周目の1コーナーで#23が#8を交わしてトップに立ちますが差は広がらず、
直線&加速部分で#23が引き離し、進入で#8と自分が差を詰める展開になります。
7周目の2ヘアの立ち上がりで上手く前に合わせて、ストレートで#8をパスします。
これでふたたび2位です。こうなったらダメで元々、トップを狙ってみたくなります。
2位に上がった勢いのまま次の1ヘアで仕掛けてみますが、パスするまでには至らず。
しかし冷静に見ても、パスする可能性がありそうなのは1ヘアだけのようです。
ストレートで離されるので最大のパッシングポイントの1コーナーでは無理です。
9周目になると雨が落ちてきました。トップが何かミスらないとも限らないので、
気を抜かずに走りましたが、ついにラストラップ。最後の2ヘアでピッタリと
後ろについて立ち上がりましたが、スリップストリームとか関係無いパワーの差で
ストレートはブッちぎられ、そのまま2位でのフィニッシュとなりました。
でも最後まで諦めずにプッシュしたおかげでラストラップで1秒台に入りました。
2位も1秒台も、誰も(自分自身も)予想しなかった好成績ではないでしょうか?
レース前に話していた『サプライズの無い男』が、大舞台でみんなにサプライズを
見せることが出来た、最高のレースになりました。とても楽しかったです!
もちろん自分のベストレースです。ただ、『これまでで最高のレース』ではなく、
『人生で最高のレース』になってしまいそうな不安もありますが・・・・。(^^ゞ
そんな最高のレースをサポートしてくれたみなさん、ありがとうございました。
*** やにゃ ***
1ヘアで写真撮影。有名な方々が列を連ねて入ってくると思ってました^_^;。
なんとTMちゃんが2位で来たから、『ヨッシャー、そのまま行け〜!』
『抜かれていいのは4台だけだぞ!』となんとか表彰台に残って欲しいので、
心の中で叫んでおりました。(ちなみにTMちゃんもスタート前は、
抜かれてよいのは3台だけ、と唱えていました。)
序盤、予選1位の方に抜かれ3位になったけど、トップ3台のバトル開始。
TMちゃん2位の人を抜いて2位に。そして圧倒的にパワー差があるコルサ相手に
果敢に挑みかかっていく。見ていた1ヘア進入ではもうちょっとで抜けそうなくらい
近づくが、ストレートではビックリするほど離される。この展開のまま、ゴール。
みんなの笑顔の中、TMちゃん見事2位に。ベストも大幅に更新。
レース前は、『俺はサプライズ無いからなあ』と言っていたのに、
(サプライズ無いというのは安定してベストが出せるから良い事なのだが)
『俺にもサプライズ有ったねえ』と言っていたのが印象的だった。
ハラハラドキドキで痛快でサプライズないいレースだったよ。(^^)v


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