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| 沖縄へ行ったのは、頭で考えるばっかりになって絵が描けなくなり、そうしたら日常生活も送れなくなってきて、ぐちゃぐちゃのガチガチで逃げ出すように突然行きました。その時友人が沖縄本島に住んでいたのがきっかけでした。行く先は沖縄でもどこでもよく、移動したら何か答えがあったり、心が開放されるかもしれないと少し期待して行きました。でももちろんそんな自分の事しか考えられない状態では、人を傷つけたり嫌な気分にさせたり、もっとぐちゃぐちゃになるばかりでした。少しして、沖縄本島からも逃げるように古本屋に行って「離島ガイド」を買って、本島周辺の離島へ渡りました。1か月くらい浜辺で野宿をしていました。 あまりにずっと海をながめすぎて頭もおかしくなっていたと思いますが、波の音だけの音の世界や、海辺の「アダンの木」「モンパの木」「リュウゼツラン」などに囲まれていると、ぼんやりと、ほんとうに大事なものは何かということをいつも考えていました。相変わらず人を嫌な気分にさせながらも、そういう醜い自分のことがどうでもよくなっていきました。ある時ふと自分の手を見て、この手は宇宙に1本きりの、さずかったものなんだなあと思いました。その頃、この手から出てくるものは何の役にも立たない醜いもののような気がしていましたが、それを決めるのは自分じゃないんだなあと、ぼんやり思いました。 粟国島で何日か泊めてもらったおじいとの会話 「お茶をいれてくれ」「葉っぱはどのくらい入れる?」「そんなこと聞くな。思うように入れてみたらいい。多すぎたら次は少なくすればいい」 |