言葉             by Y."SoulCry".Shimo 君が僕のなにを気に入っていたのか 今は君になにも聞けはしないけれど あの日伝えてくれたおだやかな言葉は 今も僕の気持ちを優しくしてくれる 君が見つめていた町の景色は いまなにもかも変わって でもまた春がやってくる 君の言葉はもう途切れたままなのに でもまた春はくる いつもと変わらずに 夢が夢だと気づく朝を迎える度に 僕は君が好きだったあの町の空を思いながら窓を開ける いつか君と話せる時が来るとあてもなく信じていた どんなに無邪気すぎる希望かもなにもわからないままに 夢が夢だと気づく朝を迎える度に 僕は君が好きだったこの空の下を歌いながら歩く 僕は歩き続けていかなきゃならなくて そして君はそれを伝えてくれた (C) Y.SoulCry.Shimo, 2012