机・いす・掃除 つくえ・いす・そうじ
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とじる |
教室(きょうしつ)の机(つくえ)といすは全部(ぜんぶ)木でできていました。 ずっしりと重(おも)いので、掃除(そうじ)の時に自分たちで運(はこ)ぶのはたいへんでした。 高(たか)さ調節(ちょうせつ)もついていないので、 学年(がくねん)が進(すす)むとよりおおきな机といすをつかいました。 木製(もくせい)の机の天板(てんぱん=上の板)はそれほどかたくありません。 だから、毎年たくさんのこどもたちが使う机の上はきずだらけでした。 中には天板にナイフで名前などをほってしまうワルイ子もいて、天板はでこぼこ。 したじきなしでは、鉛筆(えんぴつ)の先が紙をつきぬけてしまう机でした。 高学年(こうがくねん)になってからは、スチールの机といすをつかったかもしれません。 あるいは中学生(ちゅうがくせい)になってからだったかも? |
掃除といえば、たまにある床磨(ゆかみが)きには、円盤型(えんばんがた)のブラシが回転(かいてん)する電気(でんき)でうごく床磨き機(ゆかみがきき)が使(つか)われていました。 長いハンドルの先にナベをひっくり返したような丸い部分があって、その中で丸いブラシが回ります。 高学年(こうがくねん)になると児童(じどう)がこの機械(きかい)を使(つか)って、教室やろうかの床(ゆか)を磨(みが)いていました。 廊下(ろうか)の床は石のタイル、教室の床は木製(もくせい)でワックスがぬってあったと思います。 この機械は重く、ブラシの回転でフラフラするので、こどもが操作(そうさ)するのはなかなか大変(たいへん)でした。 今ならあぶないからとやらせてもらえないかもしれません。 それでも、ぞうきんのふき掃除とちがってこどもにとってはおもしろい機械です。 自分からすすんでこの機械で床みがきをするこどももいました。 |