なかったもの: パソコン・携帯電話 ぱそこん・けいたいでんわ
とじる

パソコンはまだ世の中になく、もちろんインターネットもありませんでした。  なにかを調(しら)べたい時(とき)には、知(し)っている人の話(はなし)を聞(き)いたり、図書室(としょしつ)や図書館(としょかん)で新聞(しんぶん)や辞典(じてん)や図鑑(ずかん)、そして、いろいろな本を調べました。

先生も児童(じどう)も文章(ぶんしょう)を書くときは手で書くしかありません。 日本語(にほんご)のタイプライター(「和文(わぶん)タイプライター」)はありましたが、だれもが使えるものではありませんでした。  とても値段(ねだん)が高く、使うのにも技術(ぎじゅつ)が必要(ひつよう)でした。

»  ウェブ上にある「和文タイプライター」の画像 

先生が、テストの問題(もんだい)や児童(じどう)や父兄(ふけい)にくばるプリント1つを作るのも、現在(げんざい)よりもずっと、ずっとたいへんでした。

携帯電話(けいたいでんわ)もありませんでした。  もちろん電子(でんし)メールもSNS(エスエヌエス=ツイッター、ラインなど)もありません。  学校(がっこう)から児童・父兄(じどう・ふけい)への急(いそ)ぎの連絡(れんらく)は、固定電話(こていでんわ)でした。

先生が最初(さいしょ)に数人(すうにん)の児童(じどう)の家(いえ)に電話(でんわ)をかけて連絡(れんらく)をつたえると、それぞれの家からあらかじめ決(き)めておいた順番(じゅんばん)で次の家に電話で連絡をつたえます。  これをくりかえしてクラス全員(ぜんいん)の家に連絡をする「連絡網(れんらくもう)」をつかっていました。

それでも、まだ固定電話が全(すべ)ての家(いえ)にあるというわけではありません。  あらかじめ、児童の家の近(ちか)くの電話がある家(いえ)におねがいをしておいて、そこに電話をして、児童の家の人を呼(よ)び出してもらう、なんていう手間(てま)のかかることもしていました。