morikuma からのメッセ−ジ もりくまからのメッセージ
とじる

yes45 (ゆりしょう45しゅうねん)のホームページをごらんいただき、ありがとうございます。

(わたし)が百合小を卒業(そつぎょう)して、41年もたちました。  すぎてしまうと、時間(じかん)がたつのははやいなあ、と感(かん)じます。  その間、百合小の校舎(こうしゃ)はいつもそこにあり、百合ヶ丘の駅(えき)に出るたびに見ていました。  毎日少しずつかわっていったのだと思(おも)いますが、ふと気付(きづ)くとバス通(どお)りの土手(どて)にはうっそうと木が茂(しげ)り、校舎(こうしゃ)の形もまわりのもっと新しい小学校と比(くら)べると古めかしく見えるようになっていました。

百合小では先生方(せんせいがた)に恵(めぐ)まれ、たくさんのことを教(おし)えてもらいました。  特(とく)に、教科書(きょうかしょ)にはかいてないことをいっぱい知り、経験(けいけん)し、感(かん)じることができました。  そんな百合小なので、いちばん身近(みぢか)にありながら、そのあとで勉強した、中学(ちゅうがく)、高校(こうこう)、大学(だいがく)よりもなつかしく感(かん)じています。

いま、百合小で学(まな)ぶみなさんも心に残(のこ)るたのしい経験(けいけん)を積(つ)んで、将来(しょうらい)、百合小をなつかしく振(ふり)りかえれるようになってなってほしいと思(おも)います。

こどもの数(かず)が少なくなっている今、統合(とうごう)や廃止(はいし)で無(な)くなってしまう小学校(しょうがっこう)もあります。 百合小ができた後(あと)に、百合丘のまわりにもたくさんの小学校ができました。  小学校の数(かず)が多(おお)すぎるのかもしれません。 でも、百合小はいつまでもつづいてもらいたいものです。


さて、ホームページを作っていて強(つよ)く感(かん)じたことがあります。  『昔(むかし)の景色(けしき)をもういちどみてみたい』です。 人が暮(く)らしている町(まち)の景色(けしき)は、その人の時代(じだい)(ごと)の体験(たいけん)や思(おも)い出と結(むす)びついていると思います。 

百合小の校庭(こうてい)で野球(やきゅう)をした、第二児童公園(だい2じどうこうえん)の盆踊(ぼんおどり)りにいった、校庭の遊具(ゆうぐ)でケガをして星外科(ほしげか)につれていってもらった、などです。  楽(たの)しいことも嫌(いや)なこともありますが、その人の歴史(れきし)と、その時(とき)の学校(がっこう)や町(まち)が結(むす)びついていると思(おも)います。

だから、みなさんには今の町の景色(けしき)を記録(きろく)に残(のこ)しておくことをおすすめします。  未来(みらい)には絶対(ぜったい)にできないことを今やっておくのです。  それも、運動会(うんどうかい)とか遠足(えんそく)とかだけでなく、自分(じぶん)の日常(にちじょう)にある家(いえ)の庭(にわ)とか、近所(きんじょ)の風景(ふうけい)とか、駅(えき)の様子(ようす)とかを記録(きろく)しておくのです。 

ビデオも良(よ)いかもしれないけど動(うご)かない写真(しゃしん)のほうが、その「時」(とき)を細(こま)かいところまで切り取(と)ってくれるので、未来のある時に「歴史」(れきし)をふりかえるのに良いかもしれません。 

スマホやデジカメという便利(べんり)な道具(どうぐ)もあることですし、明日(あす)になったら過去(かこ)になってしまう「今」の写真を撮(と)っておいてみてはいかがでしょうか。


(とし)をとって、過去(かこ)がどんどんなつかしくなる morikuma でした。

ありがとうございました。
2010年7月 mKm morikuma (エムケーエム もりくま)
改定:2017-06