石炭ストーブ せきたんストーブ
とじる

 冬は教室(きょうしつ)から屋上(おくじょう)までとおっている煙突(えんとつ)を使って、 石炭ストーブをたいて教室をあたためていました。  石炭とコークスの両方をもやしていたとおぼえています。 中ほどがふくれた形の「ダルマストーブ」を使っていました。

 低学年(ていがくねん)の教室では、ダルマストーブのまわりには金属(きんぞく)の格子(こうし)のかこいがありました。  それでも、今から思うとあぶないこともありました。  給食(きゅうしょく)の食パンを、ストーブの上にのせてトーストにするいたずらっ子もいました。

 今から思い返すと、いたずら好きなこどもがいる教室のまんなかに焼(や)けた鉄のかたまりがはだかのままおいてあったのですから、こわいといえばこわい。  でも、それが何があぶなくて注意(ちゅうい)しなければならないのかを学(まな)ぶことになっていたのでしょう。

 石炭をもやすと煙突(えんとつ)にはすすがたまります。 よごれると煙突そうじやさんが来て、すすを取ってくれました。  煙突のそうじ用のフタを取(と)ると、中にはおどろくほどたくさんのすすがつまっていました。

 夏にはカラスなどが屋上(おくじょう)の煙突の出口に巣(す)を作ることがありました。  冬にストーブを使う時には煙突の点検(てんけん)が必要(ひつよう)でした。

【石炭】[せきたん] 石油(せきゆ)のように地中(ちちゅう)からほりだされる燃料(ねんりょう)  つやのある黒色(こくしょく)で、石のようにかたい。 火(ひ)をつけるとゆっくりともえる。  石油が発見(はっけん)される前(まえ)からつかわれていて、蒸気機関車(じょうききかんしゃ)の燃料にもなっていた。
【コークス】 石炭からガスやコールタールをぬいたもので、石炭より高い温度(おんど)を出せる燃料(ねんりょう)。  コールタールはべとべとしたこい油のようなもので、木製(もくせい)の電柱(でんちゅう)にぬって木がくさるのをおさえる、などに使われていた。
【ダルマストーブ】 ダルマのようにまるくふくらんだ形の鉄(てつ)の鋳物(いもの)でできたストーブ。 中で石炭、コークス、薪(まき)などをもやして部屋をあたためる。

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【すす】 石炭やコークスなどがもえるとできる黒くこまかい粉(こな)。  煙突にたまるので、そうじしないと煙突がつまってしまう。