川崎市上下水道局 百合ヶ丘配水ポンプ所
ゆりがおかはいすいぽんぷしょ
とじる
 西長沢浄水場で作った水道水を、百合ヶ丘配水塔に押し上げているポンプが馬の背尾根道沿いにあります。

 百合ヶ丘配水ポンプ所には大きなディーゼル発電機も設置され、長時間の停電にも対応できるようになっています。
かつては「百合ヶ丘ポンプ所」と呼んでいたと思います。このポンプ所を経由して、潮見台浄水場(廃止済)と西長沢浄水場からの水が百合ヶ丘配水塔へ送られていると考えていました。 かつての川崎市水道局(2010年4月に上下水道局に改称)の公開された資料を参考にしました。

しかし、近年ポンプ所に張り出された名称板を見ると「施設名:百合ヶ丘配水ポンプ所」となっていました。 ➜つづく 
つづき 浄水場から配水塔や配水池などの配水施設に水を送るのを「送水」 配水施設から各家庭や事業所に水を配るのは「配水」です。 ということは、2011年に始まった川崎市の「水道事業の再構築計画」の中、このポンプ所の機能も変化したのでしょうか? 実際、近年ポンプ所へのディーゼル発電機導入と同時期に地下の太い配管の工事も行われていました。

確認できたらいつかここに記載したいと思います。 (2018-07)
川崎市上下水道局の水道事業再構築により、かつては神奈川県内広域水道企業団の西長沢浄水場と同じ敷地にあった潮見台浄水場が廃止されています。  廃止後には川崎市上下水道局の「潮見台配水所」が設置されています。
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東側から見た百合ヶ丘配水ポンプ所。 画面奥右側が百合ヶ丘駅方面
2011年3月11日の東日本大震災後、この一帯も計画停電エリアになりました 計画停電予定初日の 14日(月)にはポンプ所にディーゼル発電機が運び込まれました。 一時的な停電ならば配水塔に水がたまっている限り断水にはなりません。 しかし、通常は考えられない長時間の停電では付近一帯は断水してしまいます。

ちなみに、発電機のリース料金は半年で 100万円程かかるそうです。(川崎市の入札資料より)とはいえ、安心には替えられません。

運び込まれたディーゼル発電機。(緑色の箱型)
結局、2011年にはこの発電機が実際に働くことはありませんでした。
しかし、まだ電力供給が安定したわけではないので、非常時のために暫くの間はこのままだと思います。

右側奥に小さく百合ヶ丘配水塔が見えます。

◆ 2011年10月9日に、計画停電とは関係なく配電設備の故障による停電がありました。夜 21時ころから1時間程の間、麻生区と多摩区の境界部分周辺800軒ほどの電気が消えました。非常に珍しいことです。 短時間だったので、ポンプ所の発電機は使われなかったと思います。

ポンプ所内のディーゼル発電機。
(2011-11-12)

工事中 (2013-09-06)

ほぼ完成 (2013-10-27)
2013年の秋に、リースの発電機が置かれていた場所に新しく据え置きの非常用ディーゼル発電機が設置されました。
発電機横の地下にA重油の燃料タンクがあります。

この工事と同時期に、地下を通る送水管の工事も行われていたようです。