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<宇宙の歴史>


Update 2024.11.14
次へ前へTOP 1.宇宙史年代 宇宙創成や太陽系誕生の年代を知る

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宇宙史年代
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宇宙創成は138億年前:宇宙マイクロ波背景放射の温度は完全に一様ではなく、ごくわずかのムラがあることが発見され、
            このムラを分析すると宇宙の年齢が判明した
            宇宙の温度が下がって可視光より波長が長い電波になったのが宇宙マイクロ波背景放射
            宇宙創成38万後宇宙の晴れ上がり直後の姿が宇宙マイクロ波背景放射なのです
            宇宙の晴れ上がり前の宇宙は光子は自由電子の雲の中で散乱して、濃い霧の状態で光によっては
            観測できません(重力波による観測が期待されている)
約60億年前宇宙の加速膨張:ハッブルにより遠い銀河ほど赤方偏移が大きくなること(宇宙の膨張)が確かめられた後、
            Ia型超新星を標準光源とする銀河までの距離と赤方偏移の測定によって、宇宙の膨張の歴史が
            再度調べられた結果、宇宙の膨張速度はなぜか加速に転じていた
            ダークエネルギーの斥力が物質の引力を上回り、宇宙の膨張速度が加速し始めた
太陽系誕生は46億年前:コンドライトという隕石の生成年代を調べてわかった
            コンドライト隕石中の鉱物を鉛の放射性同位体206Pbと207Pbを使った年代測定を行い、隕石の中で
            かなり早い時期に形成される鉱物の形成年代が45億6820万年前であると結論づけた
            分子雲→原始星→主系列星の誕生(中心部で核融合反応の開始)
生命誕生は約40億年前:生物の進化をさかのぼり、全生物の最後の共通祖先(コモノート)は38億年前と推定された
            グリーンランドのイスア地域の岩石に38億年前に活動していた生物の痕跡がグラファイトとして
            残されていると報告、39億5000万年前より古い堆積岩のグラファイトにも痕跡がある事を発見した
6550万年前の大量絶滅小惑星の衝突により、恐竜が絶滅した
             イリジウムが凝集した粘土層→衝突クレーターの発見→天体衝突を裏付け→大量絶滅
人類の出現は700万年前:トゥーマイ猿人の出現
             霊長類の進化→人類の出現→人類の進化:猿人→原人→旧人→新人

次へ前へTOP 2.宇宙の歴史 物質や太陽系ができあがる経緯を知る → まとめ

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宇宙の歴史

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時刻温度(K)エネルギー(eV)宇宙の創成  物質相  力の分岐
~10-44秒:プランク時間真空の量子ゆらぎ → 真空の相転移
10-44秒後:宇宙創成の瞬間1032度:1京度の1京倍1028eV:100兆eVの100兆倍超々微小宇宙      重力の分離
10-36秒後:宇宙創成直後1028度:1000兆度の10兆倍1024eV:1兆eVの1兆倍           強い力の分離
10-36秒~10-34秒後真空の相転移で生じる光速を超える指数関数的な膨張インフレーション(10-33cm→1033倍)
10-34秒後:ビッグバン真空のエネルギーで宇宙が再加熱された火の玉宇宙物質(粒子・反粒子)と光の誕生
10-11秒後:ビッグバン直後~数千兆度 ~1011eV:千億eV以上超微小宇宙 弱い力・電磁気力の分離
10-12秒~10-6秒後 ~5兆度 ~5億eVクォーク・グルオン相 ヒッグス機構
10-6秒~1秒後~3分後 ~500億度 ~500万eV核子・電子・ニュートリノ相:素粒子
3分~20分後 ~50億度 ~50万eV原子核相:重陽子・ヘリウム核
20分~10万年後 ~4000度  ~0.5eV原子相:原子核・電子
10万年~38万年後自由電子が原子核に束縛され光子が直進(3000度程度) 宇宙の晴れ上がり    電離→結合
38万年~数億年後漂う原子や自由な光子・ニュートリノだけの真暗宇宙宇宙の暗黒時代   星の重力凝集前
2億年~数億年後最初の恒星群の誕生 → 鉄までの重い元素の生成最初の星の誕生    宇宙の再電離
10億年~30億年後  → 超新星爆発 → 鉄よりも重い元素の生成銀河の形成~銀河団の形成
78億年後:60億年前ダークエネルギーによる宇宙の加速膨張第2のインフレーション
92億年後:46億年前軽い元素 → 星間ガス雲(分子雲) → 双極分子流
     → 収縮進み核融合開始 → 原始太陽
原始太陽系円盤 → 太陽系の誕生
星間ガスが散逸 → 岩石惑星
星間ガスを取込 → 巨大ガス惑星
重力の大きさで相違 巨大氷惑星
重い元素 → ダスト → 微惑星 → 衝突・合体
   → 暴走成長 → 原始惑星 → 巨大衝突
46億年前~138億年後冥王代→太古代→原生代→古生代→中生代→新生代地質時代 → 先史時代
138億年後現在の宇宙有史時代(歴史時代)
1eV=1.16045×104K(1eVは、11,600度に相当する)
K:ケルビン(水の三重点温度0.01℃を273.16Kとする絶対温度),eV:電子ボルト(1eV=1電子を1ボルトで加速時のエネルギー)
104=1万,108=1億,1012=1兆,1016=1京,10-12=1兆分の1,1028=1015+13=1015×1013=1000兆×10兆=100兆×100兆
インフレーションの膨張速度は光速を超えていた:特殊相対性理論が禁じているのは「運動」であって空間の膨張ではない
ヒッグス機構  :宇宙が膨張して冷えてきたある時点で、ヒッグス粒子が凝縮して真空に満ち素粒子が動きにくくなった
宇宙背景ニュートリノ:宇宙創成数秒後、宇宙の膨張によりエネルギーや密度が下がりニュートリノは衝突せずに飛び去る
宇宙ニュートリノ背景放射:宇宙創成3分~20分後、原子核の合成(ビッグバン元素合成)の過程でニュートリノを放出
宇宙の再電離  :星からの強い紫外線の衝突によって宇宙に漂う水素原子の原子核と電子がばらばらに別れて分離された

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相転移による相互作用の進化
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──────────宇宙の相転移(力の分化)──────────
プランク時間 宇宙(時空)が生まれる、時空の量子的ゆらぎの終わり
 10-44秒後 第1の相転移:重力の分離、クォークの誕生    
 10-36秒後 第2の相転移:強い力(色)の分離、グルーオンの誕生
 10-11秒後 第3の相転移:弱い力の分離(電弱分離)、電子の誕生
 ゲージ対称性    ヒッグス場    光子だけ無質量・光速 
  電弱対称性─→対称性の自発的破れ─→電弱分離       
  質量を禁止  ヒッグス粒子の出現  弱ボソンが質量を獲得
──────輻射の時代の終わり、物質の時代の始まり──────
 10-4秒後  第4の相転移:クォーク(素粒子)がハドロン(核子)に
 100秒後  軽元素合成の開始(核融合反応)、He,D,Liなどの合成

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物質相
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  素粒子  ⇒  核子  ⇒  原子核 ⇒ 原子
クォーク(uud) … 陽子──┐         
              ├→原子核─┐   
クォーク(udd) … 中性子─┘     ├→原子
レプトン(e-)  …       電子──┘   
   陽子は、 クォークからできている
   原子核は、陽子と中性子からできている
   原子は、 原子核と電子からできている

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相互作用による物質相の進化
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色の力で、クォーク   → 陽子 :3種の色で結びつく、色の力を伝えるのはグルーオン
弱い力で、陽子     → 中性子:β変換、陽子(uud)→中性子(udd)
核力で、 陽子+中性子 → 原子核:核内で陽子と中性子がπ中間子の放出・吸収、核力が発生
電気力で、原子核+電子 → 原子 :原子内で原子核と電子が光子の放出・吸収、電気力が発生

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対称性の自発的破れ
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◆ビッグバンのあと、宇宙の温度がどんどん下がっていき、粒子が反粒子より多くなった経緯
当初は、粒子とともにペアの反粒子も対生成したが、すぐに対消滅したりをくりかえしていた … 対称:粒子数=反粒子数
10の-10乗秒後のどこかで、「対称性の自発的破れ」により、反粒子は4秒後までに消失する … 破れ:粒子数>反粒子数
そして、「対称性の自発的破れ」によって、わずかに多くなった粒子だけが残るようになった … 対生成が起こらなくなる
粒子:クォーク・ハドロン・レプトン、反粒子:反クォーク・反ハドロン・反レプトン、中間子は自分自身が反粒子である
※:「消えた反物質」の謎については、さまざまな機構が提案されているが、どれが正しいのか現在はまだ確定していない
                   → 消えた反物質の謎の解明に挑む

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恒星の原子核反応
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核融合:陽子+陽子→ヘリウム4核
陽子が弱い力の作用で中性子になり、陽子と重陽子を形成、
重陽子と陽子はヘリウム3になり、2個でヘリウム4を形成
  陽子    重陽子   ヘリウム3核 ヘリウム4核
  4個    2個      2個    1個
  2p───→2D(pn)───→2He3───→He4
    W   ↑    ↑  (ppn)  ↓ (ppnn)
  2p─→2n─┘    2p     2p
陽子2個からできたヘリウム3核が2個反応してヘリウム4核になる
さらなる連鎖反応:3He4 → C12、C12+He4 → O16
核融合:陽子+中性子→ヘリウム4核
陽子と中性子が重水素と光子を形成、重水素はヘリウム3や
トリチウムを形成、重水素とそれらはヘリウム4を形成する
  p+n  → D+光子 p:陽子,n:中性子,D:重水素(pn)
①D+D → He3+n  He3:(ppn)
②D+He3 → He4+p  He4:(ppnn)
①D+D → T+p   T :三重水素(pnn)
②D+T → He4+n  ①+②:2p+2n→He4
 ①+②:p→nとすれば左図と同じ4p→He4
重陽子(重水素原子核):水素の同位体である重水素の原子核(陽子1個と中性子1個) ⇔ 陽子:水素の原子核(陽子1個)
ヘリウム4核:ヘリウムの同位体であるヘリウム4の原子核(陽子2個と中性子2個) … ビッグバンの3分後に大量生成
恒星内部での元素合成=水素燃焼反応(PPⅠ反応=Proton-ProtonⅠChain Reaction):現在の太陽活動の主要なエネルギー源
水素核融合反応は結局 4p → He4 + 2e+ + 2νe + 2γとなる反応である(e+:陽電子,νe:電子ニュートリノ,γ:光子)
陽子が中性子に変われるのは重水素の原子核の質量が、もともとの陽子2個の合計の質量よりも軽くなるからです
この現象は「質量欠損」と言い、軽くなるということはエネルギーが下がることなので、陽子が中性子に変われるのです
4つの陽子が核融合によりヘリウム4核になる際に、質量は0.7%ぐらい減り、その分の静止質量エネルギーに相当する2500
万eVの核エネルギーが解放され、エネルギーの一部は太陽の外に飛び出すニュートリノが持ち去り、そのほかのガンマ線の
エネルギーは、太陽内の電子と衝突を通して熱エネルギーとなり、10万年かけて太陽表面に達し、太陽光として放射される
+電荷の陽子同士の強い反発力に打ち勝つ陽子の激しい運動や反応温度未満でも起こるトンネル効果で核融合が起きている

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恒星内部での水素燃焼
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恒星内部での水素燃焼には、PPⅠ反応とCNOサイクルの両方が働いているが、CNOサイクルは大質量星のエネルギー
生成過程に大きく寄与している→太陽内部でCNOサイクルによって生み出されるエネルギーは全体の約1.6%に過ぎない
※CNOサイクル:炭素(C)・窒素(N)・酸素(O)が円環状に連続した触媒核になって水素核(陽子)が燃える原子核反応

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原始太陽系円盤
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         ┌─────────────原始太陽の形成───────────┐
         星間分子雲──→分子雲の収縮─→ガス円盤と双極分子流─→原始太陽
星間物質分子雲分子雲コア
密度1cm3水素原子数個まだら1cm3水素分子10万~100万個
大きさ100光年0.1光年
質量太陽の10万倍太陽の10倍
 分子雲コアの収縮でできた原始太陽に落ち込むガスやダストが、回転しながら、周囲に平らな円盤を形成した
 原始太陽の中心部が約1000万度に達すると、水素中心核融合反応が起こり、主系列星となって太陽が誕生した
┌─────────────────────原始惑星の形成─────────────────────┐
 円盤の温度が下がるとガスは個体微粒子に凝縮、太陽に近い部分は岩石と金属に遠い部分は氷等の物質となる
 ガス・個体微粒子→ダスト層→微惑星→衝突合体→原始惑星:内周部は岩石惑星、外周部は氷惑星→ガス捕獲
 弱い重力の惑星は星間ガスが太陽風で吹き飛び、強い重力の惑星は星間ガスを捕獲して巨大氷惑星となった

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太陽系の姿
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         岩石惑星    スノーライン 巨大ガス惑星    巨大氷惑星 短周期彗星源      長周期彗星源
        地球型惑星 アステロイドベルト 木星型惑星   天王星型惑星 カイパーベルト   球殻状の微惑星群
太陽●○─→○──→○──→○──→◎──→○──→○──→○──→○───→◎───→◎──∥──→◎
    水星 金星  地球  火星 小惑星帯 木星  土星  天王星 海王星  冥王星 散乱円盤天体 オールトの雲
    ↑              ↑   ↑           ↑    ↑           ↑
    └────太陽系内周部────┘   └──太陽系外周部───┘    └──太陽系外縁天体──┘

   0          1          2          3       4         太陽からの
   0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 0 1 2 3 4 5億km ← 平均距離
   ─+-+─────-+─────-+──────────────-+────────────-+-
   地火     木     土              天             海
   球星     星     星              王             王
                               星             星
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太陽風
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  ┌──────太陽圏:太陽風の勢力圏(ヘリオスフィア)─────┐       恒星間領域
  │                    ヘリオシース  ヘリオポーズ
  ├────────────────┬…………………………………:    太陽風の圧力と星間物質や
  │    →超音速の太陽風→      →亜音速の太陽風→  ≫⇔≪  ←銀河系の磁場の圧力が釣り合う  
太陽●─∥→○────→◎─────→○────────────→────∥───→◎
  │  海王星 カイパーベルト 終端衝撃波面         太陽圏の境界    オールトの雲
  │  太陽から30AU ~50AU↑  75~90AU         太陽から123AU  太陽から1万~10万AU
  └───────────────太陽系:太陽の重力圏───────────────┘

AU:1天文単位=1億4959万7870.7km(地球と太陽の平均距離に由来)、123AU(太陽圏の境界)=184億54万km
太陽から噴き出す太陽風の勢力圏(太陽風の荷電粒子が存在する領域)を太陽圏(ヘリオスフィア)という
太陽風は太陽系外縁部で天の川銀河内の星間物質や星間磁場と衝突し、終端衝撃波(termination shock)を形成する
太陽から太陽風が100万km/h以上の速度で吹く、半径約150億kmの終端衝撃波面は、ほぼ球形です

太陽圏では、太陽風の外向きの圧力が、入ってくる星間物質の圧力と釣り合っています
太陽風が星間物質や銀河系の磁場と衝突して完全に混ざり合う境界面をヘリオポーズ(Heliopause)と言う
終端衝撃波面の外側は、低速度の太陽風と星間物質とが混ざり合うヘリオシースという領域です
カイパーベルトの分布範囲は、概ねヘリオポーズの内側にあり、オールトの雲は完全にヘリオポーズの外側にある
太陽圏の圧力で生じる星間物質乱流領域(バウショック)は星間物質の中を進む太陽の速度が遅いため形成されない

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地球を守る磁場
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地球型惑星の星間ガスや原始大気上層の軽い水素は太陽風に吹き飛ばされた
  原始惑星創成時のガス成分は、ほとんどが強い太陽風で吹き飛ばされた
  火星にはかつて大気があったが、太陽風がそれを吹き飛ばしてしまった
地球型惑星の初期大気は、その後の火山活動で固体部分から放出された
  大部分は、形成初期の激しい火山活動によって脱ガスとして放出された
  この時点では、惑星内部に核が形成され、磁場が太陽風をさえぎった
磁気バリアに守られた地球の宇宙空間領域は「地球磁気圏」と呼ばれています
  太陽風は、地上から3万km(静止軌道と呼ばれる高度付近)から10万km
  くらいの位置で食い止められていて、その反対側の磁気圏は太陽風に吹
  き流されたような形をしていることがわかっています
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太陽系の惑星

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地球の内側・外側内惑星外惑星
惑星水星金星地球火星木星土星天王星海王星
太陽からの平均距離0.5790億km1.0820億km1億4960万km2.2790億km7.7830億km14.3億km28.7億km45億km
惑星の大きさ0.4880万km1.2104万km1.2742万km0.6795万km14.2984万km12.537万km5.1119万km4.9529万km
大きさの地球比0.3830.9510.53311.2219.8394.01193.887
公転周期0.240.6211.8811.929.584.0164.8
自転周期58.646日243日逆行24時間24.5時間10時間10時間17時間逆行16時間
質量の地球比0.055倍0.82倍10.107倍318倍95.2倍14.5倍17.2倍
惑星の分類地球型惑星木星型惑星天王星型惑星
鉄・ニッケル合金(火星は+硫化鉄)岩石・氷
マントルケイ酸塩液体金属水素(ヘリウム含む)アンモニア・水・メタン混合の氷
地殻ケイ酸塩
大気主に二酸化炭素主に窒素と酸素主に二酸化炭素液体分子水素(気体を含む)ヘリウム・メタンを含む水素ガス
惑星の衛星数001272662714
惑星の衛星数 … 確定分、自転の逆行:公転に対して逆方向に自転
海王星の最大の衛星であるトリトンは、太陽系で唯一、逆行軌道をたどり、惑星の自転と反対方向に移動する大きな衛星です

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ハビタブルゾーン(生命生存可能領域)
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太陽からの距離:遠からず近からず程よく太陽エネルギーを受け取る距離、液体の水の存在、大気の組成、など
地球は、太陽から22億分の1のエネルギー(光や熱)を受け取って、その恩恵によって豊かな自然が育まれ多種
多様な生命が暮らす生命の星ですが、太陽から来るのはそれだけでなく太陽風と呼ばれる高温のプラズマがある
惑星の大きさ:惑星内部の活動が存在できる質量、太陽風の影響下でも大気を保つ磁場と重力がある
                     |         |
       水が蒸発してしまう領域 ← | ハビタブルゾーン | → 水が凍ってしまう領域
                     |          |
   太陽●────────→○────────→●────────→○────────→
               金星    |    地球    |    火星
                     |         |
                     |         |

太陽風」は太陽系外から流入する銀河宇宙線をブロックして、銀河宇宙線の地球に対する影響を抑えています
 太陽風自体も放射線をもっていますが、今度は「地磁気」がこれをおよそ完全にブロックしています
 最後に「大気」が太陽風のすき間をぬって侵入してきた銀河宇宙線をブロックしています
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宇宙や天体の大きさ

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地球太陽太陽系天の川銀河ラニアケア超銀河団観測可能な宇宙
3,474.8km12,742km1,392,700km3.15光年10万5700光年5億光年930億光年
1万3千km139万km30兆km100京km50垓km9300垓km
3.5×103km1.3×104km1.4×106km3×1013km1×1018km5×1021km9.3×1023km
地球の4分の11地球の109倍太陽の2154倍太陽系の3.5万倍天の川銀河の5000倍
大きさは円形の直径、数字は全て(約)、1光年=9兆4607億km≒10兆km=1013km
大きさの比率【太陽:地球】≒【直径1m:ビー玉】≒【東京ドーム:直径1m】
1万=104,1億=108,1兆=1012,1京=1016,1垓=1020,太陽系の大きさはオールトの雲の両端(太陽の重力圏)
誕生時の月は地球から2万kmの近くと推定され、潮汐力により公転速度が加速して、46億年後は38万kmに移動
地球から月までの距離は、38万4400Km(光速で片道1.28秒)、月は地球から毎年3.8cmずつ遠ざかっています
地球から太陽までの距離は、1億4960万km(光速で片道8分19秒、太陽は月の400倍も遠い)
天の川銀河のダークマター=光る物質(星やガス)の10倍くらいのダークマター、100万光年

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宇宙の階層構造
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アンドロメダ銀河→局所銀河群→おとめ座銀河団→超銀河団→局所超銀河団→宇宙の大規模構造
銀河群=規模の小さい銀河団、銀河団は銀河の100倍前後、宇宙の大規模構造の大きさは不明
アンドロメダ銀河=天の川銀河の2~2.5倍、地球から253.7万光年、40億年後には天の川銀河と衝突

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宇宙の大規模構造
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大規模構造(泡構造) :超銀河団同士が相互につながって形成する構造
グレートアトラクター:局所超銀河団の銀河を引き寄せている巨大な高密度領域、巨大引力源、銀河の大集団
               [グレートアトラクター]=[宇宙のメガロポリス]
                      [ボイド]=[過疎の村]
グレートウォール  :超銀河団は平面状の壁のような分布、銀河フィラメントとも呼ばれる
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宇宙空間を進む地球

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 宇宙空間の地球進行  秒速  時速 
地球の自転460m1,700km
地球の太陽系公転30km10万km
太陽系の銀河系軌道230km83万km
銀河の宇宙空間疾走600km216万km
太陽系は、銀河核中心から約3万光年の軌道を単独で回っています
一周に要する期間、銀河年はおよそ2億2000万年から2億5000万年です
その形成以来、太陽系は銀河系を少なくとも20周したことになります
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宇宙の歴史のまとめ

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時刻宇宙の年表
0秒~10-44秒後プランク時代超々高温の超々微小宇宙
10-44秒~10-36秒後大統一時代宇宙が膨張し始め、力はこの時代以降順次分離
10-36秒~10-34秒後インフレーション時代宇宙がものすごい勢いで膨らむ(1030倍以上)
10-34秒~10-11秒後電弱時代(ビッグバン)素粒子であふれかえる超高温の火の玉宇宙超微小宇宙
10-12秒~10-6秒後クォークの時代ヒッグス粒子が質量に動きにくさを与える
10-6秒~1秒ハドロンの時代:核子クォークが合体してできたハドロンは少し残る
1秒~10秒後レプトンの時代:電子少しの電子と自由に飛び回る光子とニュートリノ
10秒~38万年後光子時代:光子光子は荷電した陽子、電子、原子核と干渉し38万年続く
3分~20分後原子核の合成陽子と中性子が原子核を作り出す(ビッグバン元素合成)
20分~10万年後原子の形成原子核が電子を捕まえて原子ができる
10万年~38万年後宇宙の晴れ上がり自由電子が原子核に束縛され光子が直進(3000度程度) 
38万年~数億年後宇宙の暗黒時代漂う原子や自由な光子・ニュートリノだけの真暗宇宙
2億年~30億年後恒星の誕生~銀河の誕生重力で集まったガス雲→星→銀河→銀河団の形成
92億年~138億年後地球の誕生~現在の宇宙原始太陽の周りに惑星ができて地球ができる
プランク長=1.616×10-35m,光速(c)=299792.458km/sec(毎秒約30万km)
プランク時間:光子が光速でプランク長を移動するのにかかる時間=(プランク長÷光速)=5.391×10-44
プランク時代 … プランク時間の瞬間は重力は他の力と同じくらい強く、全ての力は統一されていた
大統一時代  … 4つの力のうち重力を除く3つの力(電磁力、強い力、弱い力)が統一されていた

次へ前へTOP 3.宇宙の未来 宇宙の未来、人類の滅亡リスク、持続可能な開発目標

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宇宙の未来

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時刻予測
9億年~10億年後太陽光度の上昇による地球生命圏の最後、植物の光合成停止→生物絶滅
植物絶滅のシナリオ:二酸化炭素濃度の減少
     3億年後:100ppm、C3植物の光合成が停止
     9億年後: 10ppm、C4植物の光合成が停止、ほとんどの生物が絶滅
15億年~20億年後太陽光度の上昇により地球がハビタブルゾーン(生命生存可能領域)外へ
40億年~60億年後銀河の衝突 → 巨大/楕円銀河に
50億年~75億年後老化する太陽、地球が太陽に飲み込まれるか、急激に蒸発していく(地球の終わり)
1000億年後銀河の孤立(銀河の合体、局所銀河群の合体)
1013年~1015年後恒星が核融合を停止し燃え尽きる → 暗い宇宙
1014年~1040年後縮退の時代(星の形成の終結)
1019年~1020年後星の残骸物の消滅
1030年~1033年後銀河・銀河団がすべて中心ブラックホールに飲み込まれる
1034年~1040年後陽子崩壊 → 陽電子・光子・ニュートリノなどに崩壊して物質が消滅
10100年~10131年後ブラックホールの蒸発 → 暗黒の時代
生命誕生から40億年後の現在の地球は9億年後が生命圏の最後ならば、老年期に入ったことになる

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ブラックホールの蒸発
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ホーキング放射の理論
エネルギーから粒子・反粒子が発生する対生成が事象の地平線
近くで生じた場合、正のエネルギーの粒子が外へのがれ、
負のエネルギーの反粒子が落ち、正のエネルギーを失い、
ブラックホールは徐々に消滅に向かいブラックホールが蒸発する
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恒星の一生

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太陽質量の恒星の誕生と死
0.08倍以下星間ガス → 褐色矮星
0.08倍~8倍星間ガス → 主系列星 → 赤色巨星 → 惑星状星雲 → 白色矮星
8倍~30倍星間ガス → 主系列星 → 赤色巨星 → 超新星爆発 → 中性子星
30倍以上星間ガス → 主系列星 → 赤色巨星 → 超新星爆発 → ブラックホール
星間ガス→主系列星:水素中心核核融合→赤色巨星:ヘリウム中心核・外層水素の核融合
→ヘリウム中心核核融合→炭素や酸素の核・外層ヘリウム核融合→核融合終了→白色矮星
太陽の寿命:100億年(現在46億年経過、残り約50億年)

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宇宙の終焉(宇宙の終わり)
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ビッグフリーズ(寿命死):宇宙は物質が希薄過ぎて何もないような死の空間になる宇宙の低温死
ビッグクランチ(過収縮):宇宙の膨張が止まり収縮に向かい、最後には宇宙は潰れてしまう  
ビッグリップ (過膨張):宇宙の膨張で時空が引き裂かれ、それ以上は宇宙が存続できなくなる
宇宙の熱的死 (熱的死):熱的平衡状態になり、何も起こらなくなる熱力学的な死亡状態   
真空の崩壊  (突然死):真空の相転移のような予測不可能な突発的な変化         
ビッグバウンス(周期的):特異点で跳ね返り、収縮と膨張を何度も繰り返す         
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人類の滅亡リスク(文明の終わり)

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リスク理由
感染症の世界的流行
(パンデミック)
人間の自然破壊や自然界介入による危険な人獣共通感染症の人への伝染
抗微生物薬耐性の細菌や未知のウイルスの蔓延
人工的な病原体の生成と拡散
食料や水資源の枯渇異常気象、人口爆発、経済発展による食料や水需要の激増
天然資源の大量消費による人為的気候変動や生態系の崩壊
地球規模の自然現象壊滅的な自然的気候変動による生態系の崩壊や自然災害の増加
氷期の到来生物の絶滅や生態系の破壊
海洋無酸素イベント
洪水玄武岩を噴出する超巨大噴火塵に覆われ寒冷化
小惑星の衝突
世界戦争(核戦争)大量の核弾頭保有、偶発的
世界規模のテロリズム貧困の拡大、宗教や思想の対立、資源の争奪、暴力的過激思想の拡散
貧者の兵器による戦争の拡大(生物化学兵器,小型核兵器,自爆ドローン)
人工知能やロボットの暴走自立兵器の乱用や粗悪な開発
制御不能な誤動作や反乱
ナノテクの誤用自己増殖能力を持つナノマシン
大規模なシステム崩壊世界規模での経済システムや社会システムの崩壊
一部に起こる想定外事態や人的失敗による全体システムの破綻

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人類の文明を脅かす12のリスク
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英オックスフォード大とスウェーデンの財団等で構成する研究チームが2015年発表
「12 Risks That Threaten Human Civilization」(人類の文明を脅かす12のリスク)
Current risks             現在のリスク
  1. Extreme Climate Change       極端な気候変動
  2. Nuclear War            核戦争
  3. Ecological Catastrophe       生態系の崩壊
  4. Global Pandemic          世界規模のパンデミック
  5. Global System Collapse       国際的な経済・社会システムの崩壊
Exogenic risks            外因性リスク
  6. Major Asteroid Impact       巨大隕石の衝突
  7. Supervolcano            大規模な火山噴火
Emerging risks            新たなリスク
  8. Synthetic Biology         合成生物学(病原体の生成)
  9. Nanotechnology           ナノテクノロジー
  10. Artificial Intelligence      人工知能
  11. Uncertain Risks          未知の可能性
Global policy risks          グローバルポリシーリスク
  12. Future Bad Global Governance    劣悪なグローバル・ガバナンス
未知の可能性
「人類を不妊にする超汚染物質の開発」
「人工ブラックホールが開発され、地球を飲み込むこと」
「動物実験により人類を超える知能をもつ生物が出現」
「誰かが地球外生命にコンタクトし、危険な異星人の注意を呼び寄せること」

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パンデミック
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14世紀:黒死病(ペスト)、1520年:天然痘、19~20世紀:コレラ、1918~1920年:スペインかぜ、
1981年:エイズ(HIV)、2002年:重症急性呼吸器症候群(SARS)、2009年:新型インフルエンザ(A/H1N1)、
2020年3月11日:WHOが新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミック宣言

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小惑星の衝突
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潜在的に危険な小惑星(PHA):1300個以上発見、全PHAの20~30%、ほとんどは未発見、隕石落下:年平均40回程度
今後100年以内では878個の小惑星が地球に衝突するリスクがあるようです(PHA:Potentially Hazardous Asteroid)
恐竜を絶滅に追いこんだ小惑星の直径は約10kmです … メキシコのユカタン半島海底のクレーターは直径180km
1994年SL第9彗星が木星重力に引き寄せられ、潮汐力で直径1~5kmに分裂した破片が秒速60kmで木星に衝突した
時の衝撃は広島に投下された原爆の1億倍~10億倍と概算され、衝突時のきのこ雲が地上の望遠鏡でも観測された
2013年ロシアのチェリャビンスク州で大きな隕石が落下、NASAの推定によれば、直径17m、重量七千トン、地球へ
の入射速度は18km/s、エネルギーは広島原爆30個分、損害は死者0人、負傷者1491人、4474棟の建造物が損壊した
直径1kmほどの小惑星が衝突しても、全人口の10%は失われると試算されています
日本のJAXAやアメリカのNASAで打ち上げられた小惑星探査機の使命は「宇宙・太陽系の科学的探査」だけではなく、
もう一つの「将来の潜在的に危険な小惑星(PHA)に人類が対処する方法を探る」という重要な使命を帯びています
欧州宇宙機関やNASAは、宇宙機を小惑星に衝突させて地球に向かう小惑星の軌道を変える地球防衛の実験を計画
NASAは2022年09月26日無人探査機DARTを小惑星ディモルフォスに体当たりさせる「惑星防衛」の実証実験を行った

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核戦争
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2022.01.03:国連安保理の常任理事国(核保有国5か国米中露英仏)は、「核兵器国の間の戦争回避が最も重要な責務」
「核戦争に勝者はなく、決して戦ってはならないことを確認する」と声明した
原爆死没者慰霊碑の碑文「安らかに眠ってください 過ちは繰り返しませぬから」
Let all the souls here rest in peace ; For we shall not repeat the evil

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貧富の差の拡大
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平等は破壊の後にやってくる → 不平等を是正してきたのは、「戦争・革命・崩壊・疫病」
格差による感染症のリスクと格差の拡大、貧しい国のテロリストが裕福な国に移動、他国への移住が止められない
世界経済がグローバル化して、経済危機や貧富の差が拡大し、「格差の世襲化」は社会混乱や無法状態をもたらす
現在の先進国は端的にいえば、「持続可能性がないコース」を突き進んでいます … 文明の崩壊リスク

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人類の滅亡を取り上げた映画
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核戦争の恐怖 → ターミネーター2 サラ・コナーの悪夢(核爆発の炎が押し寄せる)

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太陽フレア  → ノウイングのラストシーン(地球上が建物ごと炎の波に流される)>

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核戦争後  → テイラーが自由の女神像を見つける(猿の惑星は地球だった)

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世界の潮流変化
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           未来社会構想 2050「豊かで持続可能な世界」を実現するために
デジタル経済圏の台頭
  2050年にかけて、プラットフォーマーなどが発行するデジタル通貨や、それにひもづく経済活動
  が拡大し、デジタル経済圏が形成される
覇権国のいない国際秩序
  国際社会では絶対的な覇権国のいない世界が実現する
  「デジタル移民」の増加と広がる国内格差、高度人材比率が国の成長の鍵
脱炭素を実現する循環型社会
  デジタル技術のさらなる普及は、循環型社会の実現を後押しする
  太陽光や風力など再生可能エネルギーを軸とした需給構造、資源面はリサイクル・代替が加速する
変容する政府の役割
  行政サービスの効率化、国際的なルールの策定や順守体制の構築、デジタル経済圏の拡大に伴う
  新しい環境整備、経済格差に対するセーフティーネットの提供などで、政府の役割が拡大しよう
多様なコミュニティが共存する社会
  デジタル空間中で議論や主張をする際、情報の偏りや意見の偏りのようなコミュニティの分断が
  深まる恐れがある
技術によって変わる人生
  さまざまなイノベーションの実装に伴って、経済活動の半分以上はデジタル経済圏に関わるものに
  なり、家事の自動化や通勤時間が減ることで自由時間が増え、健康寿命も延伸される
実現に向けて必要なアクション(2050年の日本)
  「人間中心の技術活用」データ・AI・ロボット
  「日本の良さ・強み」和・匠・美、「前向きな挑戦」で社会を変革

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世界の当面の課題
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いくつかの国の、力による領土拡張や一方的現状変更は、当事国や近隣諸国との軋轢を生み、戦争の危険性を孕んでいます

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持続可能な開発目標

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SDGsの17の目標
SDGsは、2015年9月の国連サミットで全会一致で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に掲げられ
た、「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」のことです
SDGsは「17の目標」と「169のターゲット(具体目標)」で構成されています
5つのP … 人間:People、豊かさ:Prosperity、地球:Planet、平和:Peace、パートナーシップ:Partnership
      1~6     7~12       13~15     16     17
                  ┌── 1.貧困をなくそう            
                  │   2.飢餓をゼロに             
                  │   3.すべての人に健康と福祉を       
          ┌─「社会」──┤   4.質の高い教育をみんなに        
          │       │   5.ジェンダー平等を実現しよう      
          │       └── 6.安全な水とトイレを世界中に      
          │       ┌── 7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに
          │       │   8.働きがいも経済成長も         
SDGsの17目標リスト─┼─「経済」──┤   9.産業と技術革新の基盤をつくろう    
          │       │  10.人や国の不平等をなくそう       
 社会・経済・環境 │       │  11.住み続けられるまちづくりを      
 の3分野と枠組み │       └──12.つくる責任つかう責任         
          │       ┌──13.気候変動に具体的な対策を       
          ├─「環境」──┤  14.海の豊かさを守ろう          
          │       └──15.陸の豊かさも守ろう          
          └─「枠組み」─┬──16.平和と公正をすべての人に       
                  └──17.パートナーシップで目標を達成しよう  

ただし、一部のカルト宗教団体は勧誘手段としてSDGsを悪用しているものもありますので要注意です

次へ前へTOP 4.宇宙創成理論、未解明の謎

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宇宙創成理論

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量子ゆらぎ→インフレーション→密度ゆらぎ→銀河や銀河団の成長
無からの宇宙創成

インフレーション理論

量子宇宙論
真空の状態
無は宇宙の種が量子ゆらぎしている時空の泡状態(粒子・反粒子の生成消滅繰返し)
宇宙の種→確率的なトンネル効果で超々微小宇宙が誕生する
重力の分岐
宇宙のインフレーション
超々微小宇宙とともに量子ゆらぎも大きくひきのばされて
現在の銀河や銀河団の種になる(エネルギー密度のムラ:密度ゆらぎ)
強い力の分岐
ビッグバン理論

火の玉宇宙→宇宙の膨張

一般相対性理論
ビッグバン
インフレーション終了→潜熱の解放→全エネルギーが熱に変換→物質と光の誕生
          対称性の自発的破れ(真空の相転移)
          冷たい宇宙──────→熱い宇宙
          真空のエネルギーが物質と光に転化
弱い力電磁気力の分岐
物質の誕生(素粒子→核子→原子核→原子)
ヒッグス粒子が作用する → 質量に動きにくさを与える → 素粒子の誕生
色の力が作用する    → クォークの閉じ込め    → 核子の誕生
核力が作用する     → 核子の結合(核融合)    → 原子核の合成
電気の力が作用する   → 電子が原子核に束縛される → 原子の形成
宇宙の大規模構造形成
重力が作用する     → 原子が集まる(星間ガス雲) → 恒星の誕生
星・銀河・銀河団の形成、超銀河団の連なりと超空洞が網の目構造を形成
太陽系の誕生、地球・月の誕生
生命誕生、人類誕生
トンネル効果:量子力学において、波動関数がポテンシャル障壁を超えて伝播(浸透し透過)する現象 or
量子の世界において、電子が古典的には超えられないエネルギー障壁を一部反射せず通り抜ける現象
質量が大きいほど、トンネル効果は起きにくくなる … 不確定性原理⊿x⊿p≧h/4π
                         (x:位置=波の広がり、p:運動量=質量×速度)
量子トンネリングは障壁の厚さがおよそ1–3nm以下の場合に起こる(1nm=10億分の1メートル)
ヒッグス機構:宇宙創成の直後は真空(ヒッグス場)は水蒸気のように透明に広がっている状態ですべての
素粒子は質量がなく光速で飛びまわったいたのですが、対称性の破れが起こりエネルギー状態が変わると
水蒸気が水滴に変わるようにヒッグス粒子は粒子として出現しこれがくっついて素粒子は動きにくくなり
質量が誕生しました
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新理論の創設に貢献した理論

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宇宙創成後の宇宙の姿を変えた謎の解明新理論
対称性の自発的破れの理論
(CP対称性の破れなど)
真空の相転移=対称性の自発的破れ
インフレーション宇宙モデル
ヒッグス粒子による質量の誕生(ヒッグス機構)
消えた反粒子(CP対称性の破れのおかげ)← 未解明
C対称性:電荷の対称性(+/-)、P対称性:空間反転
元の物質を構成する素粒子のすべてにC変換を施すと反物質になる
CP対称性の破れ … クォークの変身の種類が増すことにより破れが生じる可能性がある
           そのことによりその分の反物質が消滅する
宇宙の物理法則  … 対称性は何種類もあり、どの対称性がどの程度破れているかによって、
           宇宙の物理法則が決まっている
           万有引力定数やクーロン定数がいまある値になったのも、
           対称性の破れ具合によるものです
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未解明の謎

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未解明の謎
宇宙の歴史宇宙創成の瞬間真空の相転移とは、真空の基底状態が変化することか
消えた反物質バリオン数生成問題、物質・反物質の対生成・対消滅の差
暗黒物質宇宙の見えない質量、ゆっくり動く質量の大きな粒子
暗黒エネルギー宇宙の加速膨張、負の圧力(重力斥力)を持つ仮想的なエネルギー
ブラックホール光さえも脱出できないほど重力が強い天体
宇宙の果て果ての有無、観測可能性
人類の未来人類の滅亡リスクパンデミック・小惑星の衝突
宇宙創成理論量子宇宙論量子論に基づいて宇宙の始まりを考える
真空のエネルギー時空の泡状態(粒子・反粒子の生成消滅繰返し)、ゼロ点エネルギー
重力波光速で伝わる時空のさざ波、超新星爆発などが発生源
地質時代生命の起源宇宙起源説・地球起源説
地球外生命地球外に生命を探す宇宙探査
未来の人類人類の進化の方向、超人?、機械との融合?
地球史年表人新世人類が地球の生態系や気候に大きな影響を及ぼすようになった現代
生物系統図起源生物全生物共通祖先(コモノート)
ミクロの世界大統一理論強い力と電弱力を統合
ミクロな粒子ニュートリノ振動宇宙線起源の大気ニュートリノの変化
超対称性理論フェルミ粒子とボース粒子の組が対称な超対称性粒子を考える理論
陽子崩壊クォークからなる陽子がレプトン族に変換され、物質が消滅する
超弦理論粒子でなくひも、ひもの振動の強弱で素粒子の種類が決まる
ヒッグス粒子ヒッグス粒子による質量の誕生(ヒッグス機構)
量子論多世界解釈多数の世界の同時存在

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消えた反物質の謎の解明に挑む
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提案1:反物質の寿命がわずかに短かったので、反物質だけが消滅し、物質だけが取り残された
提案2:物質が反物質よりも少しだけ余計にあって、対消滅を免れた            
提案3:粒子と反粒子の反応法則に、ごくわずかの違いがあり、その差の分だけ粒子が残った 
提案4:ニュートリノと反ニュートリノの同一性を実証すれば、反粒子が粒子に変わり得ること
    がわかり、粒子と反粒子の数量の比が変化することが説明できる          

レプトジェネシス機構
   宇宙初期の相転移が、ニュートリノに物質と反物質の入れ替えを可能とさせたとする理論
   ニュートリノは電気的に中性な粒子であり、反物質から物質の入れ替えが可能な最も有力
   な候補とされています
         粒子                   反粒子      
     ○○○○……○○○○           ●●●●……●●●●  
     ○(10億+1)個             ●(10億+1)個    

         粒子                   反粒子      
     ○○○○……○○○○           ●●●●……●●●●  
     ○○(10億+2)個    ○←──●     (10億)個     
             反粒子の1個が普通の粒子に
         粒子                   反粒子      
                10億のペアが対消滅             
        ○○2個                  0個      
      対消滅をまぬがれた素粒子は10億個のうちわずか2個程度だった

バリオン数生成問題
   初期宇宙のインフレーションによって、仮にそれ以前に正味バリオン数があったとしても
   薄まってしまうので、観測されているバリオン非対称は、すべてインフレーション後に作
   られなければならない
   物質・反物質対生成の偏りが生じたイベントのことを「バリオン数生成」と呼んでいる

実証済みの事柄
   対消滅:電子と陽電子が衝突してエネルギーとなり物質は消滅(対消滅)して光になる
   対生成:空間の1点にエネルギーが集中すると、粒子と反粒子が誕生する(対生成)
  ①高エネルギー光子同士の衝突
               光子光子 → 電子 + 陽電子
   光のエネルギーが相対性理論の効果で物質に変わるからです
  ②更にエネルギーを上げると質量の大きい粒子や多数の粒子が一度に作られるようになる
   レプトン(電子)ができれば、バリオン(陽子、中性子)も作れる
               電子 + 陽電子 → 陽子 + 反陽子
①高いエネルギーの光子同士の衝突
   光と光がぶつかっても消えてなくなったり、跳ね返ったり、地面に落ちたりはしません
   素通りするだけです
   しかし、エネルギーの高い光である「ガンマ線」同士をぶつけると、反応が起こります
   これは、光のエネルギーが相対性理論の効果で物質に変わるからです
   光子1個のエネルギーが、電子の質量に対応するエネルギー(0.511MeV)より大きくなると、
   2個の光子の衝突により、電子とその反粒子である陽電子のペアが作られます
   2個の光子は消えてなくなってしまいます … 光子光子 → 電子 + 陽電子
②更にエネルギーを上げると質量の大きい粒子や多数の粒子が一度に作られるようになります
   重い中間子の生成(0.5~5GeV程度の光子で起こる)や
   エネルギーの高いクォークやグルーオンから作られる多数の粒子群(ハドロン)の生成
   (おもに2GeV以上の光子による)
   ※1MeV=100万電子ボルト、1GeV=10億電子ボルト

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生命の起源の諸説
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オパーリンが唱えた物質の化学進化説
還元的環境を前提としたユーリー・ミラーの実験
(予想した原始地球の大気組成に高電圧火花放電=雷を発生させ1週間後にアミノ酸生成)
は、地球における有機物の誕生を再現したものとは言えないことになった
一次大気(原始大気):還元的組成、水素、メタン、アンモニア ユーリーミラーの実験
二次大気(初期大気):酸化的組成、二酸化炭素、窒素     当時の地球大気

新たな有機物生成過程
化学進化の第一段階である有機物合成には、
当時の地球大気を再現していないユーリー・ミラーの実験に代わる、別の過程が必要になる
その後、マグマオーシャン中には金属鉄が含まれ、大気と金属鉄の反応によって初期大気は
二次大気組成だけでなく水素や一酸化炭素を大量に含む還元的組成になることが判明した
パンスペルミア説が「宇宙起源説」、他は「地球起源説」をとる
   表面代謝説          (粘土界面上のアミノ酸重合反応)
   パンスペルミア説       (生命のタネは宇宙の星間分子雲から飛来した)
   深海熱水孔での独立栄養生物説 (最初の生命は独立栄養生物だった)
   分子生物学的化学進化説    (地球から細胞が生まれた)

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宇宙起源説
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宇宙では、重い元素からなるダストに宇宙線や紫外線が当たり、有機物ができる
隕石が落下して地球に衝突し、生命の材料(有機物)がたどりつき、エネルギーが供給され、
深海の熱水噴出孔で金属イオンを触媒にして化学的な進化をとげた
隕石中に生命の源か
炭素質コンドライト隕石(マーチソン隕石)には右手型と左手型のアミノ酸が含まれていた
地球上の生物はタンパク質生成の際に左手型だけを使う

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地球起源説
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深海の熱水噴出口が生命誕生の場所
原料分子(H2O,CO2,CO,N2)→低分子素材→高分子部品(タンパク質,糖類,核酸)→組立→小胞

以下はどの説でも大枠は同じ
アミノ酸をペプチド結合させ(アミノ酸の重合)タンパク質(高分子化合物)を合成、
糖質や脂質、核酸も合成された
糖質はエネルギー源のグルコース、脂質は細胞膜、核酸はDNAやRNAとなり、小胞が形成され、
細胞の原型ができた(DNA:デオキシリボ核酸、RNA:リボ核酸)
細胞の基本機能は進化し、代謝や細胞形状の形成や自己複製機能(遺伝子)を持つに至った
共通祖先→原核生物(真正細菌、古細菌)、真核生物(細胞内にさまざまな細胞内小器官をもつ)

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ワールド仮説
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DNAが遺伝情報保存、RNAを仲介として、タンパク質を発現する流れ(セントラルドグマ)では
DNAをつくる際にはDNA合成酵素、DNAからRNAをつくる際にはRNA合成酵素が必要です
DNA合成酵素もRNA合成酵素もタンパク質です
タンパク質を作るためにはDNAが必要ですが、
DNAからタンパク質を作る際には、反応を触媒する酵素(タンパク質)が必要です
化学進化後の最初の生命でこれら3つの物質のいずれが雛形となったのか、以下の諸説ある
DNAワールド仮説:
   DNAの情報をコピーしたRNAをもとにタンパク質をつくるので、DNAが先
   複製   転写   翻訳     
DNA─→DNA─→RNA─→タンパク質
        逆転写     (アミノ酸)
     DNA←─RNA       
プロテインワールド仮説:
   合成酵素はタンパク質なので、タンパク質が先(GADV仮説も出現)
RNAワールド仮説:
   RNAが遺伝情報と触媒機能の両方を担う
   太古の昔はRNAが遺伝子を作っていたと考えられています
   太古の生命体はDNAやタンパク質を使わずにRNAだけでできており
   それが情報と機能の両方を兼ね備えていたという説
   RNAがタンパク質と同じような触媒機能をもつ(酵素としてはたらく)という発見だった
   遺伝子として情報を保持する働きも、実際に活動するタンパク質としての働きもRNAが
   すべて担っていた ← 触媒としてはたらくRNA(リボ核酸)や逆転写酵素の発見
   RNAワールド仮説の下では、まず初めに、自己複製機能と様々な反応の触媒機能を持つ
   (つまり、代謝も担うことができる)RNA分子(リボザイム)が出現したと考える
   それらのRNA分子が「進化」の結果複雑化していき、
   RNAの代わりに代謝を担うタンパク質を生成するようになったと考えられている
   RNAの情報をタンパク質へと読み換えるプロセスである「翻訳(タンパク質合成)」の
   メカニズムの発生が生命の「進化」に必須であったということになる
   当初はRNAだけで遺伝も触媒もになっていたものが、
   触媒に効率のいいタンパク質を使うようになった
   一方、遺伝情報の量が増加し複雑になると、RNAより安定なDNA、
   それもより安定な二本鎖DNAに情報を保存するようになり、
   遺伝子を貯蔵するにも安定したDNAを使い始める
   DNAからRNAへの「転写(必要部分のコピー)」が始まったと考えられています
   またこのように一段階増やすことによって、より複雑な調節が可能になりました
①      RNA       
↓        (翻訳)     
②      RNA─→タンパク質
↓   (転写)  (翻訳)     
➂ DNA─→RNA─→タンパク質
最初の生命はRNAワールド仮説で説明するのが主流、現在の生命はDNAワールドです
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        タイトル          :     発行所    発行
インフレーション宇宙論(univ)      :       講談社 2010年
宇宙の歴史と宇宙観測(univ)       :     技術評論社 2019年
宇宙の誕生と終焉(univ)         :  SBクリエイティブ 2016年

1.宇宙史年代  宇宙創成や太陽系誕生の年代を知る(univ)        
2.宇宙の歴史  物質や太陽系ができあがる経緯を知る(univ)       
3.宇宙の未来  宇宙の未来、人類の滅亡リスク、持続可能な開発目標(univ)
4.宇宙創成理論 宇宙創成理論、未解明の謎(univ)            
HP作成者:

中村三郎

,船橋市咲が丘
















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