当ページについて
このページは、昭和11年に刊行された「日本競馬読本」を抜粋して掲載するページです。
小説家の菊池寛(1888−1948)は「文藝春秋」を創刊し文学賞である芥川賞・直木賞を制
定したことで有名です。最近では東海テレビの昼のドラマ「真珠夫人」の原作者としての
方がむしろ知られています。
その彼の趣味に競馬があり、馬主として競走馬を所有し、競馬に関する作品も執筆して
いました。その中の「我が馬券哲学」はJRAのホームページ上にも掲載されており、「
日本競馬読本」は競馬の神様として知られている大川慶次郎も著書の中で競馬の原点とし
ていた本として挙げています。その「日本競馬読本」に掲載されている馬券についての内
容は現代に通じるものもあり、また昭和初期の競馬の様子も垣間見ることができます。
このように興味深い内容の本を埋もれさせるのは惜しいと考え、著者の死後50年を経過
し著作権が消滅している事もあり、「日本競馬読本」の全てとはいきませんでしたが、興
味深いところを抜粋することにしました。これで戦前の競馬と現在の競馬を比べて、変わっ
たもの・変わらないもの・消えてしまったものなどを再発見してもらえれば幸いです。
(2003.9.29)
説明
・底本
「日本競馬読本」(菊池寛 著・モダン日本社・1936年)
・仮名づかい・表記方法
漢字旧字体は、新字体に改める。
旧かなづかいは、そのままとする。
「く」字形繰り返し記号は、現代表記に改める。
新たな段落の場合は、1行空けて文章を続ける。
HTMLで表記の難しい場合は補足を設ける。
web上で読みやすくするために上記の書き換えを基本にしており明らかな誤植も訂正
していますが、一方で当時の本の雰囲気をとどめるため、ある程度の誤植・送り仮名・表
記はそのままにしています。
なお、キーボードの打ち間違い・変換間違いによる誤植の可能性もありますが、その際
はご了承ください。
主な更新歴
2003. 9.29 「日本競馬読本(抄)」として掲載開始。
2004.--.-- 本文の全文を掲載。
2005.09.02 誤字脱字等を再確認・全面修正。
2011.06.09 初版活字の誤植と思われる箇所を赤色表示、htmlタグ修正。
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