あとがき
 
昭和六十年三月地方公務員(鹿野町役場総務課長)を退職して川柳を
はじめました。 よき先輩柳友に囲まれて現在も五七五の息をしています。  
「雪達磨春を迎えに行ったきり」がNHK川柳大会に特選に選ばれて から、川柳をやめられぬようになってしまいました。  
現在は自由の身で、川柳と書道を趣味として道楽三昧の一反歩の畑作りで過ごしています。
山中鹿野介の「我に七難八苦を与え給え」と三日月 に祈った、鹿野の地で生まれた恩を返さねばと思っています。  
鹿野書研の仲間と川柳塔鹿野みか月の友達と研鑽しています。ともすると自分勝手に行動しようとする時代に戦争を知っている男として「後 に続くことを信じる」特攻の精神で八十三歳まで生きのびてきました。 生かされてきました。  
同年代の妻と長男、二女に勧められて、この度「晴耕雨読」五七五を書く個展を開くことになりました。
生涯に二度とない「書く」おもしろ さを拙作なりにご高覧賜りますようお願い致します。    
「歳月を笑い話で語り継ぐ」
     
 
これからも生きている限りお世話になりますが、ご指導ご鞭撻賜りますようお願い申し上げます。
川柳作品集 晴耕雨読
2012年3月5 日発行 著者 土橋一敬
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