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神々とメシア

真のお父様が明かされた、夜の神様と昼の神様とは。また、六マリアとは何だったのか。

夜の神様、昼の神様とは。万王の王、二代王、三代王とは。アダム、イエス、再臨主、真の父母、天地人真の父母とは。新しい堕落論、再臨論とは。家庭連合、サンクチュアリ協会、サンクチュアリ教会


2.物質を中心とする創造の基本過程

物質の創造過程を知ることにより、同じ神から始まった摂理のパターンを知ることができる。

2−1 素粒子の創造、陽性と陰性

2−2 3次元、立体、物質創造の始まり、軽水素(過程1)

2−3 反物質の創造、反軽水素

2−4 陽子が中性子を含む原子核へ(過程2)

2−5 他の物質の創造、原子と分子(過程3)

2−6 対消滅、残った物質(過程4)

2−7 創造の基本過程


2−1 素粒子の創造、陽性と陰性

前述したクォークのアップ(+2/3)2個とダウン(−1/3)1個から、電荷が"+1"の陽子が生成された。同様に、反クォークの反アップ(−2/3)2個と反ダウン(+1/3)1個から、電荷が"−1"の反陽子が生成された。つまり、"正"から"陽性"が、"反"から"陰性"が生み出されたのである。

次に、陽子崩壊によって、陽子から電荷が"+1"の陽電子が生成され、同様に、反陽子から電荷が"−1"の電子が生成された。このようなパターンで、無数の素粒子が創造された。クォーク、陽子、電子は素粒子である。反クォーク、反陽子、陽電子は反粒子といわれているが、自然界では見られない。


2−2 3次元、立体、物質創造の始まり、軽水素(過程1)

陽子1個と電子1個によって、軽水素が生成された。軽水素は中性子を持たない原子であり、自然界に最も多く存在する。

陽子の質量は、電子の約1800倍である。その陽子が中心となり、電子がその周りを飛び回っている。その電子の軌道は、陽子を中心とする球形になっている。このように、3次元の"立体"へと発展した。


2−3 反物質の創造、反軽水素

反陽子1個と陽電子1個によって、反物質の反軽水素が生成された。

反物質は、素粒子の電荷が全く逆の反粒子によって構成されている物質をいう。反軽水素の場合は、マイナス電荷の反陽子が中心となり、その周りをプラス電荷の陽電子が飛び回っている。このような反物質が、何故、物質と同じように見えないのか、現在のところは分かっていない。


2−4 陽子が中性子を含む原子核へ(過程2)

クォークのアップ(+2/3)1個とダウン(−1/3)2個から、電荷が"0"の中性子が生成された。同様に、反クォークの反アップ(−2/3)1個と反ダウン(+1/3)2個から、電荷が"0"の反中性子が生成された。また、陽子と反陽子が対消滅(ついしょうめつ)することで、中間子、反中間子、陽電子、電子などが生成された。対消滅とは、粒子とその反粒子(粒子と同じ質量で反対の電荷を持つ)が衝突して、他の粒子に変換される現象である。

次に、陽子は中間子によって中性子と結合し、中性子を含む原子核となった。これは反粒子の側も同様である。


2−5 他の物質の創造、原子と分子(過程3)

原子核と電子から、軽水素以外の原子が生成された。さらに、2つ以上の原子によって、分子が生成された。

反物質の反原子と反分子も同様に生成された。


2−6 対消滅、残った物質(過程4)

素粒子と反粒子、物質と反物質は、ほとんどが対消滅した。稀に、性質がわずかにずれて、対消滅しないものが現れた。それが、目に見える物質として残った。反物質は、自然界では見られない。


2−7 創造の基本過程

素粒子、物質、物体が生成される流れを世代順にすると、下の図のようになる。ここでは、反粒子と反物質の流れは省略する。このような創造の流れを"創造の基本過程"と呼ぶことにする。

物質と物体に対する解釈は様々であるが、ここでは上の図のように分類する。その解釈としては、物質は素粒子で構成され、形を成す物体は物質で構成されているということである。