航空写真 こうくうしゃしん
とじる

 学校では記念の航空写真を撮影(さつえい)することがありました。 百合小50周年でも撮影したとききました。

 1968年に、校庭(こうてい)に人文字(ひともじ)を作って、学校全体(がっこうぜんたい)をうつした航空写真(こうくうしゃしん)をとりました。  できあがった記念写真(きねんしゃしん)はほしい児童(じどう)が買(か)うことができました。

 写真をとるときはセスナ機(せすなき;アメリカの会社が作っているこがたのひこうき)が低(ひく)くとんでくるので、こどもたちにとってはその飛行機(ひこうき)を見るのも楽(たの)しみでした。

 撮影完了(さつえいかんりょう)をしらせるために、セスナ機からゴムまりが落(お)とされました。 とんでいる飛行機から落ちてくるので、うまく校庭(こうてい)に落ちるとはかぎりません。  遠(とお)くに落ちるゴムまりをひろうために足に自信(じしん)のあるこどもがかけてとりに行き、見つけたゴムまりを先生のところに自慢気(じまんげ)に持ってきていました。

 当時(とうじ)は「自分の町の航空写真」(じぶんのまちのこうくうしゃしん)なんてめったに見られるものではなかったので、できあがった写真を見ておどろいたものです。  道(みち)のつながりと建物(たてもの)の場所(ばしょ)は地図(ちず)でもわかりますが、「細(こま)かいところまでほんもの」の航空写真には迫力(はくりょく)があります。

 インターネットのおかげで、現在(げんざい)や昔(むかし)の航空写真(こうくうしゃしん)を簡単(かんたん)に、無料(むりょう)で見ることができるようになりました。

 つい最近(さいきん)の写真は google maps(グーグルマップ)などで見ることができます。 こちらは飛行機(ひこうき)ではなく、人工衛星(じんこうえいせい)から撮影(さつえい)した衛星写真(えいせいしゃしん)です。

 昔や少し前(まえ)の写真は国土交通省国土地理院(こくどこうつうしょう こくどちりいん)で公開(こうかい)しています。 神奈川県(かながわけん)が公開しているものもあります。

 たとえば、1960 年代(ねんだい)の百合丘と今の百合丘をくらべて見るのはとてもおもしろいことです。  写真の中に、人間(にんげん)が短(みじか)い間(あいだ)にどれだけ自然(しぜん)を改造(かいぞう)したか、私(わたし)たちの生活(せいかつ)がどんなにかわったか、を見ることができます。

 手元(てもと)に1968年(S.43) に撮影(さつえい)された百合小の航空写真が2枚(まい)ありました。  1枚は校庭(こうてい)の人文字をうつしたもの。 もう1枚はもっと高(たか)いところから、百合丘の町(まち)とそのまわりをうつしたものです。  写真に当時(とうじ)の場所(ばしょ)の名前(なまえ)などをいれてみました。 今とくらべると、百合丘とそのまわりがおおきくかわったことがわかります。

1968年(S.43)にこどもたちが校庭(こうてい)につくった人文字(ひともじ)です。  南側(みなみがわ=しゃしんのした)校舎(こうしゃ)はほとんどができあがっていて、プレハブ校舎(こうしゃ)が2つもあります。

 南側校舎の西の部分(にしのぶぶん=しゃしんのひだり)が、まだ新(あたら)しいのがわかります。  同じ南側の校舎の東側(ひがしがわ=しゃしんのみぎ)を見ると、わたり廊下(ろうか)より右のでっぱり部分(ぶぶん)はまだできていません。

 「1968」の文字(もじ)の下に見えるのはおおきな いちょうの木です。 その右側(みぎがわ)にたてよこに並(なら)んでいるのは、古(ふる)タイヤでつくったとびばこです。  自動車(じどうしゃ)のタイヤの下半分(したはんぶん)を地面(じめん)にうめて並べてあります。

 まんなかの下に見えるのはすべり台のようです。その後、なくなったようです。 また、回旋塔(かいせんとう)もなくなりました。  木でできた肋木(ろくぼく)は、その後校庭の中でおき場所がかわっています。

とても危ない回旋塔

 回旋塔は、中央(ちゅうおう)の柱から鎖(くさり)で下げられた大きな鉄の輪(わ)にぶら下がって柱のまわりを回る遊具(ゆうぐ)です。  大きな骨(ほね)だけの傘(かさ)のように見えます。 重さがつりあうように、2人いじょうのこどもが鉄の輪にぶら下がって回ります。

 ところが、こどもたちがわざとはやく回すので、振り落とされるこどもが出たりしました。   また、回っているときにだれかが落ちたりわざと手をはなすと、つりあいがとれなくなって、回ったままとつぜんかたむいてしまいます。  こどもたちがはしゃいで使うほど危(あぶ)ないことがおこり、けがをする人も出ました。

 日本各地の学校や公園(こうえん)で回旋塔によるけが人が出たので、ついに使用禁止(しようきんし)となり、 取り外されてしまいました。

»  ウェブ上にある「回旋塔」の画像 

さつえい:1968年(S.43)

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上の写真(しゃしん)と同じときに撮影(さつえい)した百合丘小学校を中心(ちゅうしん)にした、広(ひろ)い地域(ちいき)の航空写真(こうくうしゃしん)です。  当時(とうじ)の百合小の学区(がっく)をほぼカバーしています。

 1974年6月(S.49) に開業(かいぎょう)する新百合ヶ丘駅(しんゆりがおかえき)のまわりはまだ林(はやし)です。  むかしの小田急線(おだきゅうせん)の線路(せんろ)も見えます。  王禅寺(おうぜんじ)の住宅街(じゅうたくがい)は、まだまだ開発中(かいはつちゅう)です。

 送電線(そうでんせん)の高(たか)い鉄塔(てっとう)は、当時(とうじ)も今も変(か)わりなくそこにあります。

さつえい:1968年(S.43)

♦  場所の説明の「細山派出所前交差点」(ほそやまはしゅつじょまえこうさてん)は、現在は「細山交番前交差点」(ほそやまこうばんまえこうさてん)になっています。
♦  香林寺(こうりんぜんじ)は五重塔(ごじゅうのとう)が有名(ゆうめい)ですが、塔ができたのは 1987年(S.62) です。この写真(しゃしん)を撮影(さつえい)した時(とき)にはまだありませんでした。