奥村泰之, 亀山晶子, 勝谷紀子, 坂本真士:
1990年から2006年の日本における抑うつ研究の方法に関する検討.
パーソナリティ研究 16 (2): 238-246, 2008.
http://dx.doi.org/10.2132/personality.16.238
Okumura Y, Kameyama A, Katsuya N, Sakamoto S:
A review of methods in depression research in Japan from 1990 to 2006.
Japanese Journal of Personality 16 (2): 238-246, 2008. (in Japanese)
わが国での抑うつ研究は,どのようにして研究されているのかを調べるために,1990年から2006年に発刊された18の学術誌から,974の抑うつ研究を展望した。抑うつ研究の特徴を捉えるために9つの変数に関してコード化基準を設け,各々の研究をコード化した。分析の結果,抑うつ研究が報告される学術誌は,3タイプに分類できることが示された。多くの事例研究は,精神疾患の診断基準や抑うつ尺度を利用せずに診断名を付けていることが明らかになった。測定をしている研究では,19%は10項目未満で抑うつを測定していることが示された。また,26%は連続変数で測定した抑うつ尺度を離散化していた。これらの結果から導かれる,事例研究と尺度利用法の改善策について考察する。
Cited by
Kimura Y et al: Frequency of neurotic symptoms shortly after the death of a pet. J Vet Med Sci 76(4):499-502, 2014.
城月 健太郎 , 野村 忍: 社会不安に対するコストバイアスと不合理な信念の関連 20(3): 229-236, 2012.
浅井継悟: 日本における過剰適応研究の研究動向. 東北大学大学院教育学研究科研究年報 60(2): 283-294, 2012
Takara R: A translation and cultural adaptation of the Japanese version of the Outcome Questionnaire 45 (OQ). All Theses and Dissertations: Paper 3579, 2012
Kawamoto S,
Kosugi K:
Classifying depression in university students by using the latent structure model. Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University 60: 109-114, 2011.
Kimura Y, Kawabata H, Maezawa M: Psychiatric investigation of 18 bereaved pet owners. Journal of Veterinary Medical Science 73 (8): 1083-1087, 2011
並川努, 谷伊織, 脇田貴文, 熊谷龍一, 中根愛, 野口裕之, 辻井正次: Birleson自己記入式抑うつ評価尺度(DSRS-C)短縮版の作成. 精神医学 53(5): 489-496, 2011
武藤清子: 臨床心理学の研究の動向および今後に向けて: 研究・実践のためのシステム論的視点と倫理. 教育心理学年報 48: 130-142. 2009.
目次: 奥村泰之 業績一覧
研究領域
業績目録
背景
課題と反省 (妄想/妄言)
What's New
法人Webサイト を開設しました。(2021/9/25)
臨床精神薬理に寄稿しました。(2021/2/4)
今年も,いろいろとありました。当Webサイトを御覧頂いている皆様に深謝致します。例年の目標管理のために,2020年の課題と反省 (妄想/妄言) と2021年の課題と反省 (妄想/妄言) を記載致しました。来年もよろしくお願い申し上げます。(2020/12/30)
日本疫学会ニュースレターに寄稿する機会を賜りました。(2020/4/15)
アカデミアを終了して、主に公的研究を支援する非営利型の一般社団法人を開業しました。研究の生産性と質を総合的に高めるために、尽力したいと考えております。町田駅付近にいらした際は、遊びにいらして下さいますと幸いです。(2020/4/1)
日本疫学会奨励賞を授与頂きました。これまで,ご支援くださった皆様に,心より感謝いたします。(2020/2/23)
REQUIRE研究会第37回研究集会 (3/21 (土) 14:00-17:45; ベルサール飯田橋 ) を開催します。(2020/2/18, 3/14追記)
今年も,いろいろとありました。当Webサイトを御覧頂いている皆様に深謝致します。例年の目標管理のために,2019年の課題と反省 (妄想/妄言) と2020年の課題と反省 (妄想/妄言) を記載致しました。来年もよろしくお願い申し上げます。(2019/12/31)
REQUIRE研究会第36回研究集会 (1/18 (土) 13:00-18:00; 東京医科歯科大学) を開催します。(2019/12/13)
株式会社情報機構ヘルスケア系セミナー (2/27(木)12:30-16:30; JAM金属労働会館 ) にて講演を担当します。(2019/11/5, 2020/1/17追記)
International Journal of Environmental Research and Public Healthに共著論文が掲載されました。(2019/10/17)
編集を分担した認知行動療法辞典 が出版されました。(2019/9/3)
REQUIRE研究会第35回研究集会 (9/7 (土) 13:00-18:00; 東京医科歯科大学) を開催します。(2019/8/2)
第2回NDBユーザー会 (8/23 (金) 10:00-17:30) にて講演を担当します。 (2019/7/11, 8/24追記)
実務者のためのデータベース研究講座 その2 (7/10 (水) 13:30-17:30) にて講演を担当します。(2019/6/10)
北里大学医学部精神科学教室研究会 (7/4 (木) 18:00-19:00) にて講演します。(2019/6/10)
第33回臨床研究の日 (5/21 (火) 12:00-13:00; 琉球大学) にて講演しました。(2019/6/4)
REQUIRE研究会第34回研究集会 (5/11 (土) 14:30-17:45; 東京医科歯科大学) を開催します。(2019/4/20)
Journal of Attention Disorders誌に主著論文が掲載されました。(2019/4/4)
臨床研究セミナー (2019/3/22 (金) 18:30-19:30; 倉敷中央病院) にて講演しました。(2019/3/23)
臨床精神薬理に寄稿しました。(2019/2/22)
第1回NDBユーザー会 (2/27 (水) 10:20-16:30@グランフロント大阪) にて講演を担当します。(2019/1/29, 3/1追記)
今年も,いろいろとありました。当Webサイトを御覧頂いている皆様に深謝致します。例年の目標管理のために,2018年の課題と反省 (妄想/妄言) と2019年の課題と反省 (妄想/妄言) を記載致しました。来年もよろしくお願い申し上げます。(2018/12/31)
第24回疫学の未来を語る若手の集い (1/30 (水) 18:15-20:00@国立がん研究センター) にて講演を担当します。
レセプト情報・特定健診等情報データベース(NDB)の使用経験 (スライド ) を新設しました。(2018/11/25, 2019/1/11追加)
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研究領域
業績目録
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課題と反省 (妄想/妄言)