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概要
2003年頃から臨床疫学研究における報告の質向上に資するために,教育活動を推進して参りました。このページでは,これまでの私が関与した解説資料や教育活動を纏めていきます。
臨床試験の粉飾問題
研究倫理に問題を抱える「ちょっと盛られた」臨床試験が非常に多いことがわかっています。その問題への解決法について,提言しています。
- 奥村泰之: 粉飾された臨床試験の判別法: 臨床試験のすべての関係者へ. 臨床評価 45(1): 25-34, 2017.
- 奥村泰之: アクセプトされる失敗した臨床試験の粉飾法: 無駄のない研究推進のためのピアレビュー研究. Monthly IHEP 231: 23-28, 2014.
- Okumura Y: Use of a spin strategy can result in unreliable research findings. International Journal of Neuropsychopharmacology 20 (7): 546-547, 2017.
- 詳細: 全文 (無料); IF = 4.712 (JCR2015)
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研究報告ガイドライン
行動療法研究において,研究報告ガイドラインを紹介する特集を編纂しました。
- 奥村泰之, 原井宏明, 谷晋二, 佐藤寛: 「特集: 行動療法研究における研究報告に関するガイドライン」 研究報告の質向上に向けて. 行動療法研究 40 (3): 151-154, 2014.
- 奥村泰之: 非薬物療法の介入研究の必須事項. 行動療法研究 40 (3): 155-165, 2014.
- Okumura Y: Reducing research waste through good reporting practices: Journal of Epidemiology 26 (8): 397-398, 2016.
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ピアレビュー研究
2003年頃からピアレビュー研究を行っています。例数設計の実施率が低く (奥村ら: 老年精神医学, 2010),検定力の低い研究が多いため (Okumura et al: Psychiatry Clin Neurosci, 2011),例数設計教育の普及が必要であることを明らかにしています 。さらに,簡単に例数設計や標準化平均値差を算出できるソフトウェアを開発しています (Okumura: CRAN, 2010)。
REQUIRE研究会
2011年から臨床疫学系研究者向けの統計学の研究会を開催しています。日本全国から300名以上の方がご参画下さっています。本研究会の最大の特徴は, 「参加者が講師を務める」ことであり,「発表者は膨大な宿題をこなしたうえで講演する」という形態をとっています。継続的な研究法の卒後学習の場として,様々な方にご活用いただいています。
講演
2009年から学会等が主催する研修会・講演会の一環で,研究法教育を行っています。無作為化比較試験の読み方,メタアナリシスの読み方,傾向スコア分析の基礎,介入研究の計画法,患者報告式アウトカム尺度の活用法,レセプト情報等の大規模データの活用法,メディア・アウトリーチの方法,などについて担当しています。
現在のプロジェクト
REQUIRE研究会を継続するとともに,メディア関係者との情報交換会を新たに企画しています。ピアレビュー研究としては,治験における報告の質の評価を始めています。
目次: 奥村泰之 業績一覧
研究領域
業績目録
背景
課題と反省 (妄想/妄言)
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What's New
- 法人Webサイトを開設しました。(2021/9/25)
- 臨床精神薬理に寄稿しました。(2021/2/4)
- 今年も,いろいろとありました。当Webサイトを御覧頂いている皆様に深謝致します。例年の目標管理のために,2020年の課題と反省 (妄想/妄言)と2021年の課題と反省 (妄想/妄言)を記載致しました。来年もよろしくお願い申し上げます。(2020/12/30)
- 日本疫学会ニュースレターに寄稿する機会を賜りました。(2020/4/15)
- アカデミアを終了して、主に公的研究を支援する非営利型の一般社団法人を開業しました。研究の生産性と質を総合的に高めるために、尽力したいと考えております。町田駅付近にいらした際は、遊びにいらして下さいますと幸いです。(2020/4/1)
- 日本疫学会奨励賞を授与頂きました。これまで,ご支援くださった皆様に,心より感謝いたします。(2020/2/23)
- REQUIRE研究会第37回研究集会 (3/21 (土) 14:00-17:45; ベルサール飯田橋) を開催します。(2020/2/18, 3/14追記)
- 今年も,いろいろとありました。当Webサイトを御覧頂いている皆様に深謝致します。例年の目標管理のために,2019年の課題と反省 (妄想/妄言)と2020年の課題と反省 (妄想/妄言)を記載致しました。来年もよろしくお願い申し上げます。(2019/12/31)
- REQUIRE研究会第36回研究集会 (1/18 (土) 13:00-18:00; 東京医科歯科大学) を開催します。(2019/12/13)
- 株式会社情報機構ヘルスケア系セミナー (2/27(木)12:30-16:30; JAM金属労働会館) にて講演を担当します。(2019/11/5, 2020/1/17追記)
- International Journal of Environmental Research and Public Healthに共著論文が掲載されました。(2019/10/17)
- 編集を分担した認知行動療法辞典が出版されました。(2019/9/3)
- REQUIRE研究会第35回研究集会 (9/7 (土) 13:00-18:00; 東京医科歯科大学) を開催します。(2019/8/2)
- 第2回NDBユーザー会 (8/23 (金) 10:00-17:30) にて講演を担当します。 (2019/7/11, 8/24追記)
- 実務者のためのデータベース研究講座 その2 (7/10 (水) 13:30-17:30) にて講演を担当します。(2019/6/10)
- 北里大学医学部精神科学教室研究会 (7/4 (木) 18:00-19:00) にて講演します。(2019/6/10)
- 第33回臨床研究の日 (5/21 (火) 12:00-13:00; 琉球大学) にて講演しました。(2019/6/4)
- REQUIRE研究会第34回研究集会 (5/11 (土) 14:30-17:45; 東京医科歯科大学) を開催します。(2019/4/20)
- Journal of Attention Disorders誌に主著論文が掲載されました。(2019/4/4)
- 臨床研究セミナー (2019/3/22 (金) 18:30-19:30; 倉敷中央病院) にて講演しました。(2019/3/23)
- 臨床精神薬理に寄稿しました。(2019/2/22)
- 第1回NDBユーザー会 (2/27 (水) 10:20-16:30@グランフロント大阪) にて講演を担当します。(2019/1/29, 3/1追記)
- 今年も,いろいろとありました。当Webサイトを御覧頂いている皆様に深謝致します。例年の目標管理のために,2018年の課題と反省 (妄想/妄言)と2019年の課題と反省 (妄想/妄言)を記載致しました。来年もよろしくお願い申し上げます。(2018/12/31)
- 第24回疫学の未来を語る若手の集い (1/30 (水) 18:15-20:00@国立がん研究センター) にて講演を担当します。
- レセプト情報・特定健診等情報データベース(NDB)の使用経験 (スライド) を新設しました。(2018/11/25, 2019/1/11追加)
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目次: 奥村泰之 業績一覧 研究領域
業績目録
背景
課題と反省 (妄想/妄言)
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