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はじめに
本研究会は,研究報告の質 (reporting quality) 向上のための統計学の勉強会です。2か月に1度程度,東京都内で開催しています。
臨床疫学系の研究者の多くは,統計学の専門家ではありません。我々は,論文を書くための「道具」として,統計学を使っています。我々が論文を書く際は,より良い研究になるように,「適切」に方法や結果を記述したいと願っています。国際的には,統計手法別に,どういう情報を論文で記述するべきかを規定しているガイドライン (reporting guideline) が数多く公表されています。しかし,我々は,残念ながら,こういったガイドラインの学習にまで,なかなか手を伸ばせないために,「ある統計手法を使ったものの,どのように論文に報告すれば良いかわからない」といった問題によく遭遇していると思います。
こうした問題を解決すべく,本研究会では,「データ解析環境Rを共通言語として,より良い研究をするために,研究報告の質を向上させるよう一緒に勉強する場を提供すること」を主眼としています。このような場を利用して,臨床疫学系研究者が統計学の勉強を継続する「熱意」を保ち,より良い研究を国際的に発信していくことを願っています。
サイト案内
- 次回の研究集会は,2022/2/26 (土) (於: Zoom) に開催いたします。研究会MLより優先的に参加登録を受け付けます。
- 研究会のイントロとして,以下のコンテンツを御覧下さい
- 発表内容の完全版は、以下のファイルを公開しています。
- 奥村泰之: ロジスティック回帰分析, 線形混合モデル (マルチレベル分析),二変量解析,探索的因子分析, 傾向スコア分析,患者報告式アウトカム尺度,生存時間分析, 臨床的有意性,研究の価値を高め無駄を減らす, アカデミック・ライティング,診療ガイドライン, 非劣性試験
- 土屋政雄: 線形混合モデル (マルチレベル分析),二変量解析, 重回帰分析,患者報告式アウトカム尺度, 研究の価値を高め無駄を減らす,項目反応理論, データハンドリング
- 国里愛彦: メタ・アナリシス, 患者報告式アウトカム尺度, 欠測値処理, 診断精度研究のメタ分析; 項目反応理論; ベイズ統計による臨床試験, データハンドリング
- 市倉加奈子: ロジスティック回帰分析,探索的因子分析, メタ・アナリシス,患者報告式アウトカム尺度,例数設計
- 竹林由武: 患者報告式アウトカム尺度, 操作変数法, 項目反応理論, 診断精度の分析, ベイズ統計による臨床試験
- 市川周平: 重回帰分析, 研究の価値を高め無駄を減らす,線形混合モデル,クラスタ分析
- 清水沙友里: 傾向スコア分析, ロジスティック回帰分析, コンジョイント分析, ベイズ統計による臨床試験
- 横光健吾: 生存時間分析, 診断精度研究のメタ分析, 診療ガイドライン
- 横山仁史: 臨床的有意性, 項目反応理論, ベイズ統計による臨床試験
- 吉田和樹: 重回帰分析, 臨床的有意性
- 宜保光一郎: ロジスティック回帰分析, 欠測値処理
- 白石淳: 診断精度の分析
- 山形伸二: 診断精度の分析
- 芳賀道匡: ロジスティック回帰分析
- 藤原崇志: 診断精度研究のメタ分析
- 伊藤理沙: 研究の価値を高め無駄を減らす
- 田淵貴大: 操作変数法
- 増澤祐子: 診療ガイドライン
- 研究会から派生した学会発表など研究会に関連する発表の一覧も御参照下さい
謝辞
- 本研究会は,寄附金により運営されています。寄付金のおかげで,健全な運営体制を作ることができるようになります。多くの方々より御支援賜り,誠に感謝しております。(2013/10/21)
目次: 臨床疫学研究における報告の質向上のための統計学の研究会
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What's New
- 日本疫学会奨励賞を授与頂きました。これまで,ご支援くださった皆様に,心より感謝いたします。(2020/2/23)
- REQUIRE研究会第37回研究集会 (3/21 (土) 14:00-17:45; ベルサール飯田橋) を開催します。(2020/2/18, 3/14追記)
- 今年も,いろいろとありました。当Webサイトを御覧頂いている皆様に深謝致します。例年の目標管理のために,2019年の課題と反省 (妄想/妄言)と2020年の課題と反省 (妄想/妄言)を記載致しました。来年もよろしくお願い申し上げます。(2019/12/31)
- REQUIRE研究会第36回研究集会 (1/18 (土) 13:00-18:00; 東京医科歯科大学) を開催します。(2019/12/13)
- 株式会社情報機構ヘルスケア系セミナー (2/27(木)12:30-16:30; JAM金属労働会館) にて講演を担当します。(2019/11/5, 2020/1/17追記)
- International Journal of Environmental Research and Public Healthに共著論文が掲載されました。(2019/10/17)
- 編集を分担した認知行動療法辞典が出版されました。(2019/9/3)
- REQUIRE研究会第35回研究集会 (9/7 (土) 13:00-18:00; 東京医科歯科大学) を開催します。(2019/8/2)
- 第2回NDBユーザー会 (8/23 (金) 10:00-17:30) にて講演を担当します。 (2019/7/11, 8/24追記)
- 実務者のためのデータベース研究講座 その2 (7/10 (水) 13:30-17:30) にて講演を担当します。(2019/6/10)
- 北里大学医学部精神科学教室研究会 (7/4 (木) 18:00-19:00) にて講演します。(2019/6/10)
- 第33回臨床研究の日 (5/21 (火) 12:00-13:00; 琉球大学) にて講演しました。(2019/6/4)
- REQUIRE研究会第34回研究集会 (5/11 (土) 14:30-17:45; 東京医科歯科大学) を開催します。(2019/4/20)
- Journal of Attention Disorders誌に主著論文が掲載されました。(2019/4/4)
- 臨床研究セミナー (2019/3/22 (金) 18:30-19:30; 倉敷中央病院) にて講演しました。(2019/3/23)
- 臨床精神薬理に寄稿しました。(2019/2/22)
- 第1回NDBユーザー会 (2/27 (水) 10:20-16:30@グランフロント大阪) にて講演を担当します。(2019/1/29, 3/1追記)
- 今年も,いろいろとありました。当Webサイトを御覧頂いている皆様に深謝致します。例年の目標管理のために,2018年の課題と反省 (妄想/妄言)と2019年の課題と反省 (妄想/妄言)を記載致しました。来年もよろしくお願い申し上げます。(2018/12/31)
- 第24回疫学の未来を語る若手の集い (1/30 (水) 18:15-20:00@国立がん研究センター) にて講演を担当します。
- レセプト情報・特定健診等情報データベース(NDB)の使用経験 (スライド) を新設しました。(2018/11/25, 2019/1/11追加)
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