Top | Profile | R | Intro to R | Workshop | Statistics | TeX

 

Top > 更新履歴一覧

更新履歴一覧

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2018年

 

2017年

2016年

2015年

  • 今年も,いろいろとありました。当Webサイトを御覧頂いている皆様に深謝致します。例年の目標管理のために,2015年の課題と反省 (妄想/妄言) 2016年の課題と反省 (妄想/妄言) を記載致しました。 来年もよろしくお願い申し上げます。(2015/12/31)
  • 第1著者の論文が印刷されました (プレスリリース)。この研究では,ベンゾジアゼピン受容体作動薬の使用者のうち,1.3%は連続31日以上にわたる重複処方が認められ,複数の身体疾患を併存する人ほど重複処方の可能性が高いこと,1年後においてもその半数以上の人に重複処方が認められることなどが示されました。これらの結果は,薬剤師による関与の強化,保険者による処方状況のモニタリングなどの対策が求められることを示唆します。書誌情報は,以下のものになります。(2015/12/2)
    • Okumura Y, Shimizu S, Matsumoto T: Prevalence, prescribed quantities, and trajectory of multiple prescriber episodes for benzodiazepines: A 2-year cohort study. Drug and Alcohol Dependence. in press.
  • 第1著者の論文が印刷されました(プレスリリース)。この研究では,依然として2.1%の精神科外来患者へ臨床推奨用量の3倍を超えるベンゾジアゼピン受容体作動薬が処方されており,診療報酬改定(平成24年度及び平成26年度)による高用量・多剤処方への効果は限定的であることが示されました。これらの結果は,規制ばかりではなく,高用量・多剤処方の発生予防と減薬法への支援が必要であることを示唆します。書誌情報は,以下のものになります。
    • 奥村泰之, 稲田健, 松本俊彦, 清水沙友里: 診療報酬改定による抗不安・睡眠薬 の高用量・多剤処方の変化. 臨床精神薬理 18(9):1173-1188, 2015. (2015/8/21)
  • 日本認知・行動療法学会で (10/3 (土) 17:30-20:30,於: 仙台国際センター)「明日から読める無作為化比較試験」というワークショップを開催します。28名の定員に7名のファシリテーターという豪華な体制でお待ちしております。ふるってご参加下さると幸いです。配付資料を公開していますので,御一瞥頂けると幸いです。(2015/8/5,2015/10/10追記)
  • 臨床精神薬理(2015年8月号)に「日本におけるレセプト情報等を活用した精神疾患の臨床疫学研究」という論文を寄稿致しました。ご一瞥頂けると幸いです。(2015/7/16)
  • 第1著者の論文が印刷されました(プレスリリース)。この研究では,(1) 過量服薬による急性中毒で受診する前に,抗不安・睡眠薬が62%の人に処方されており,その大半は治療継続中であること,(2) 過量服薬をする可能性には,高用量処方,バルビツール酸系睡眠薬処方,重複処方が関連していることなどを示しています。これらの結果は,薬物療法によるベネフィットと過量服薬のリスクを勘案し,注意深い処方の見直しが求められることを示唆します。書誌情報は,以下のものになります。
    • Okumura Y, Tachimori H, Matsumoto T, Nishi D: Exposure to psychotropic medications prior to overdose: A case-control study. Psychopharmacology. in press. (2015/5/21)
  • Monthly IHEP (2015年3月号) に「蔓延する研究報告の質の問題への総合的対策: 研究の価値を高め無駄を減らす」という記事を寄稿いたしました。無料公開しておりますので,御一瞥頂けると幸いです。(2015/3/11)
  • 第1著者の論文が印刷されました(プレスリリース)。この研究では,13-18歳への向精神薬の処方割合は,2008-2010年と2002-2004年を比べると,抗精神病薬が43%,抗うつ薬が37%増加していることなどを示しています。これらの結果は,増加傾向にある,抗精神病薬や抗うつ薬の子どもへの治験の推進が喫緊の課題であることなどを示唆します。書誌情報は,以下のものになります。
    • 奥村泰之, 藤田純一, 松本俊彦: 日本における子どもへの向精神薬処方の経年変化: 2002年から2010年の社会医療診療行為別調査の活用. 精神神経学雑誌 116 (11): 921-935, 2014. (2015/1/13)

2014年

  • 今年も,いろいろとありました。当Webサイトを御覧頂いている皆様に深謝致します。例年の目標管理のために,2014年の課題と反省 (妄想/妄言) と2015年の課題と反省 (妄想/妄言) を記載致しました。 来年もよろしくお願い申し上げます。(2014/12/30)
  • 第1著者の論文が印刷されました(プレスリリース)。この研究では,生活保護受給者では,抗不安・睡眠薬等の多剤処方割合が最も高い西宮市 (4.4%) と最も低い富山県 (0.2%) において11倍の地域格差が認められ,2011年と2012年を比較すると107地域中72地域で多剤処方が改善していることなどが示されました。これらの結果は,抗不安・睡眠薬等の向精神薬の多剤処方の改善状況を,より的確に把握できるような調査手法を検討するとともに、定期的にモニタリングする体制を構築して、地域の実情に応じた対策が必要であることが示唆します。書誌情報は以下のものになります。
    • 奥村泰之, 藤田純一, 松本俊彦, 立森久照, 清水沙友里: 日本全国の生活保護受給者への抗不安・睡眠薬処方の地域差. 臨床精神薬理 17 (11): 1561-1575, 2014. (2014/11/12)
  • 第1著者の論文が印刷されました(プレスリリース)。この研究では,抗認知症薬使用者の5人に1人へ抗精神病薬が処方され,9年間で微増傾向にあり,第二世代抗精神病薬への切り替えが起きていることなどが示されました。これらの結果は,(1) 抗精神病薬の処方割合を減らすために,抗精神病薬の中止方略や心理社会的介入が通常診療で普及するための支援が必要であること,(2) BPSDは抗精神病薬の適応として承認されていないため諸外国のプラセボ対照試験で有効性が認められている第二世代抗精神病薬の治験を国内においても推進することが喫緊の課題であることを示唆します。書誌情報は以下のものになります。
    • Okumura Y, Togo T, Fujita J: Trends in use of psychotropic medications among patients treated with cholinesterase inhibitors in Japan from 2002 to 2010. International Psychogeriatrics. in press. (2014/11/10)
  • 第21回日本行動医学会学術集会(2014/11/22 (土) 11:50-12:50) で「患者報告式アウトカム尺度における臨床的意味のある変化の定め方」という教育講演を担当させて頂きます。ふるってご参加下さると幸いです。(2014/11/4)
  • 日本認知・行動療法学会第40回大会 (2014/11/2 (日) 16:00-18:00) で「失敗しない研究計画入門:エビデンスの「質」を評価するための国際基準の理解」というシンポジウムが開催されます (主催: 竹林由武先生)。ふるってご参加下さると幸いです。(2014/10/23)
  • 日本認知・行動療法学会第40回大会 (2014/11/1 (土) 13:30-16:30) で「明日から読めるメタ・アナリシス: 行動療法研究に求められる統計学」というワークショップを開催します (プログラム)。ふるってご参加下さると幸いです。(2014/9/26)
  • EQUIRE研究会 第17回研究集会 (2014年10月25日 (土) 14:30-17:40) を開催します (世話人: 国里愛彦先生)。今回は,「診断精度研究のメタ分析の理解」を主眼とします。満員御礼となりました。(2014/9/26)
  • 日本心理学会第78回大会 (2014/9/11 (木) 15:30-17:30; 於: 同志社大学今出川キャンパス RY302) で「エビデンスの「質」を意識した研究計画への誘い (資料一覧; プログラム)」 というシンポジウムを開催します。STROBE声明,PRISMA声明,COSMINチェックリストなどのReporting Guidelineの理解を主眼として,4人の講師が解説します。事前にUSTREAM配信を告知しておりましたが,機器トラブルのため 実現できませんでした。期待されていた方には深くお詫びいたします。(2014/8/29, 9/12修正)
  • Monthly IHEP (2014年6月号) に「アクセプトされる失敗した臨床試験の粉飾法: 無駄のない研究推進のためのピアレビュー研究」という記事を寄稿いたしました。無料公開しておりますので,御一瞥頂けると幸いです。(2014/6/11,6/30追記)
  • REQUIRE研究会 第16回研究集会&ハーバード公衆衛大学院への留学体験座談会 (2014年8月2日 (土) 13:10-17:40) を開催します。今回は,「患者報告式アウトカム尺度における臨床的有意性の分析の理解」を主眼とします。ML加入者の優先受付時点で,満員御礼となりました。(2014/6/30)
  • 精神科 (2014年5月号) に「臨床疫学研究における報告の質向上に向けて: 研究者の倫理」という記事を寄稿させて頂きました。無料公開しておりますので,御一瞥頂けると幸いです。(2014/5/22)
  • 第1著者の論文が印刷されました(プレスリリース; 解説)。この研究では,うつ病患者への集団認知行動療法の有効性と認容性が,他の心理社会的介入を上回るエビデンスは不十分であり,質の高い研究が求められることを示しています。書誌情報は以下のものになります。
    • Okumura Y, Ichikura K: Efficacy and acceptability of group cognitive behavioral therapy for depression: a systematic review and meta-analysis. Journal of Affective Disorders 164: 155-164, 2014. (2014/5/14)
  • 「平成26年度 臨床疫学研究における報告の質向上のための統計学の研究会」の開催のための寄付金を募っております (寄附用URL)。後ろ盾のない組織なので,健全運営のためには,皆様の御支援が不可欠です。なにとぞ御理解・御協力の程、よろしくお願い申し上げます。(2014/4/5)
  • 週刊社会保障 (2014年3月10日号: 40-41) に「臨床研究の再現性向上に向けた国際動向: 無駄のない研究のために」という記事を寄稿させて頂きました。無料公開しておりますので,御一瞥頂けると幸いです。(2014/3/12, 2014/4/12追記)
  • 我々の論文 (臨床精神薬理 16(8): 1201-1215, 2013) が,第9回「臨床精神薬理」誌賞 優秀論文賞を授与頂きました。関係者の先生方,誠にありがとうございました。引き続き,よりよい研究ができるよう尽力致したいと思います。(2014/2/28)

2013年

  • 今年も,いろいろとありました。当Webサイトを御覧頂いている皆様に深謝致します。面白い内容ではないですが,例年の目標管理のために,2013年の課題と反省 (妄想/妄言)2014年の課題と反省 (妄想/妄言) を記載致しました。 来年もよろしくお願い申し上げます。(2013/12/30)

  • 英語論文の書き方の教科書を3章分担執筆しました。文献検索法,Reporting Guideline,コーパス,執筆体験談などを記載しています。御笑覧いただけると幸いです。(2013/11/26)

  • 統計学の研究会,第13回研究集会 (2013年12月14日 (土) 14:30-17:40) の参加受付を開始しました。(2013/11/11)

  • 論文を執筆する研究者向けの統計学の研究会の運営状況の改善のため,クラウドファンディングを始めました。詳しくは,寄附のお願いを御覧頂けると幸いです。(2013/10/16)

  • 論文を執筆する研究者向けの統計学の研究会の設立主旨を記載しました。(2013/10/6)

  • 論文執筆する研究者向けの統計学の研究会,第12回研究集会は2013/10/12 (土) 14:30-17:40 (於: 東京医科歯科大学) に開催します。今回は,「ロジスティック回帰分析」がテーマとなります。お誘い合わせの上の御参加をお待ち申し上げます。なお,限られた定員の事前登録制の研究会ですので,お早めの御登録のほど,お願いいたします。(2013/9/6)

  • 第1著者の論文が印刷されました(要約; 解説)。この研究では,日本全国の統合失調症患者さんへの抗精神病薬の処方パターンを明らかにしています。入院患者へのベゲタミンの処方割合が15%に達するなど,現実場面の課題が示されました。なお,レセプト情報・特定健診等情報データベース (ナショナルデータベース) を活用した,おそらく本邦初の原著論文となります。書誌情報は以下のものになります。
    • 奥村泰之,野田寿恵,伊藤弘人: 日本全国の統合失調症患者への抗精神病薬の処方パターン: ナショナルデータベースの活用. 臨床精神薬理 16(8): 1201-1215, 2013 (2013/7/29)

  • 日本行動療法学会第39回大会 (2013/8/24 (土) 15:30-17:20; 於: 帝京平成大学池袋キャンパス) で「失敗しない研究計画入門: 観察研究、尺度研究、非薬物療法の介入研究の研究報告の質向上のためのガイドラインの理解」 という自主企画シンポジウムを開催します。研究計画段階での必須事項 で誰もがすぐに実践できることを,お伝えすることを主眼として,3人の講師が解説します。ふるってご参加下さい。(2013/7/20)

  • データサイエンティスト一考を記載しました。(2013/7/6)

  • 論文執筆する研究者向けの統計学の研究会,第11回研究集会は2013/7/27 (土) 14:30-17:40 (於: 東京医科歯科大学) に開催します。今回は,「重回帰分析」がテーマとなります。お誘い合わせの上の御参加をお待ち申し上げます。なお,限られた定員の事前登録制の研究会ですので,お早めの御登録のほど,お願いいたします (満員御礼)。(2013/6/24,6/25追記)

  • 統計学の研究集会のコンセプトペーパーを公開しました。(2013/5/2)

  • 論文執筆する研究者向けの統計学の研究会,第10回研究集会は2013/5/18 (土) 13:20-17:45 (於: 東京医科歯科大学) に開催します。今回は,「患者報告式アウトカム尺度の評価法: 信頼性と妥当性の新しい国際基準COSMINチェックリストの使い方 」がテーマとなります。お誘い合わせの上の御参加をお待ち申し上げます。なお,限られた定員の事前登録制の研究会ですので,お早めの御登録のほど,お願いいたします。満員御礼となりました。(2013/4/15,2013/4/21追記)

  • 一般財団法人 医療経済研究・社会保険福祉協会 医療経済研究機構に異動しました。引き続き、ご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。(2013/4/1)

  • 第1著者の論文がアクセプトされました(要約; 全文)。この研究では、慢性身体疾患に精神疾患を併存すると, 医療費の患者自己負担の生活への負担が2倍になることを実証しています。労働生産性の低下と自己負担の増加によるダブルインパクトによる負担は深刻です。書誌情報は以下のものになります。
    • Okumura Y, Ito H: Out-of-pocket expenditure burdens in patients with cardiovascular conditions and psychological distress: a nationwide cross-sectional study. General Hospital Psychiatry. in press. (2013/2/5)

  • 厚生労働省保険局総務課保険システム高度化推進室が担当する「レセプト情報等の提供に関する事前説明会」で「サンプリングデータセットの使用経験」について解説させて頂く機会に恵まれました。より多くの研究者が既存資料を活用した,国民の役に立つ研究に参画して頂くことを願っています。(2013/1/21)

2012年

  • 今年も,いろいろとありました。当Webサイトを御覧頂いている皆様に深謝致します。面白い内容ではないですが,例年の目標管理のために,2012年の課題と反省 (妄想/妄言) 2013年の課題と反省 (妄想/妄言) を記載致しました。 来年もよろしくお願い申し上げます。(2012/12/29)

  • 統計学の研究集会『傾向スコア分析の書き方』の配付資料を公開いたしました。拡散頂けると幸いです。(2012/12/21)

  • 第1著者の論文がアクセプトされました(要約; 全文)。この研究では、緊急入院患者において、 急性医薬品中毒 (主に過量服薬) が異質な位置づけにあることを 実証しています。経過が良好であるにもかかわらず,救命救急センターへの搬送率が高いという状況を変えるよう,医療政策的に対策を取る必要があると思います。書誌情報は以下のものになります。
    • Okumura Y, Shimizu S, Ishikawa KB, Matsuda S, Fushimi K, Ito H: Comparison of emergency hospital admissions for drug poisoning and major diseases: a retrospective observational study using a nationwide administrative discharge database. BMJ Open 2(6): e001857, 2012. (2012/12/6)

  • 統計学の研究会の第8回研究集会 (日時: 2012/12/8 (土) 16:00-18:50, 場所: 東京医科歯科大学) を開催いたします。今回のテーマは,傾向スコア分析です。今回は,研究会のメーリングリスト加入者への公示段階で,定員を満たしてしまい,一般への公示を致しませんでした。次回以降の参加希望の方は,研究会のメーリングリストへの御加入のほど,よろしくお願い致します。 (2012/10/31)

  • 統計学の研究会から派生した学会発表など研究会に関連する発表の一覧を纏めました。一部,発表資料も公開されておりますので,御活用下さると幸いです。(2012/10/8)

  • 日本行動療法学会で,「明日から使える臨床的有意性の指標:行動療法研究に求められる統計学」というワークショップを担当させていただきました。数ある魅力的な臨床系のワークショップの中から,我々の研究法のワークショップに足を運んで頂いた先生方に,こころより感謝申し上げます。発表時のスライド,データとプログラムは,Read & Researchmap上に限定公開しております。明日の臨床に活かして頂けると幸いです。(2012/9/24)

  • 久しぶりに第1著者の論文がアクセプトされました。この研究は,DPC/PDPSのデータベースを活用した,一般急性期病院に搬送された,急性医薬品中毒 (多くは,過量服薬) の記述疫学的研究です。入院中の精神科医の関与率 (入院精神療法の算定がある人) が,30%に留まることは,査読者に驚かれてしまった事実です。年間の入院直接医療費は,全国で77億円になると計上されました。直接医療費を減らすためにも,総合病院へ,精神医学的なリソースが流れるようになって欲しいと願っています。
  • 日本行動療法学会第38回大会 (日時: 2012/9/21 (金) 13:30-16:30, 場所: 立命館大学 衣笠キャンパス 敬学館) で,ワークショップを担当させていただきます。日本の臨床研究では,ほとんど使用されていない,臨床的有意性の指標について,解説いたします。講師3名,助手3名の豊富な人的体制でお待ちしております。ふるってご参加下さると幸いです。(2012/7/25)

  • 統計学の研究会の第7回研究集会 (日時: 2012/8/25 (土) 16:00-18:50, 場所: 東京医科歯科大学) を開催いたします。今回のテーマは,メタ・アナリシスです。今回は,研究会のメーリングリスト加入者への公示段階で,ほとんど定員を満たしてしまい,ほとんど一般への公示を致しませんでした。次回以降の参加希望の方は,研究会のメーリングリストへの御加入のほど,よろしくお願い致します。 (2012/7/25)

  • 統計学の研究会の,探索的因子分析の配付資料を,一部完全公開することに致しました。RT/シェア下さると幸いです。(2012/7/13)

  • 論文を執筆する研究者向けの統計学の研究会の配布資料を一部、完全公開することと致しました。ロジスティック回帰分析に関する発表です。RT/シェア下さると幸いです。(2012/5/16)

  • 統計学の研究会の第6回研究集会 (日時: 2012/6/16 (土) 16:00-18:50, 場所: 東京医科歯科大学) を開催いたします。今回のテーマは,生存時間分析です。研究意欲の高い皆様の御参加をお待ちしております。(2012/5/10)

  • 当研究部で,非常勤研究員を募集中です。研究の基礎能力向上に寄与するよう配慮する所存ですので,研究意欲の高い方のご応募をお待ちしております。(2012/4/9)

  • 色々な先生方の御支援のおかげで,本日付で,「外来研究員」から「研究員」に身分が変更いたしました。いままで通り,一般身体科で精神症状を呈する患者さんのための研究を行う予定です。引き続き,関係する先生方の御支援・御助力の程,よろしくお願い申し上げます。(2012/4/2)

  • 5年後のあなたへを記載しました。(2012/3/17)

  • 専修大学のシンポジウムのファイル「検定力分析と標準化効果量を超えて: 正確度分析と非標準化効果量」の一部を公開することに致しました。評価項目の方向性について,私見を述べております。RT・シェア頂けると幸いです。 (2012/3/7)

  • 統計学の研究会の第5回研究集会 (日時: 2012/4/7 (土) 16:00-18:50, 場所: 東京医科歯科大学) を開催いたします。今回のテーマは,重回帰分析です。研究意欲の高い皆様の御参加をお待ちしております。参加のご予約,満員御礼となりました。次回以降の連絡は,研究会MLを中心に行いますので,御登録をお願いします。(2012/3/5, 2012/3/7追記)

  • 当研究部で任期付き研究員の公募を行っております。関係各位への周知をお願いできれば幸いです。(2012/2/24)

  • STROBE声明等のガイドラインを解説した配付資料を完全公開することと致しました。「論文を投稿する人に向けた,研究法や統計学のアドバイス」を,編集委員の観点から行っております。統計学の研究会のイントロ的な内容です。ご活用頂けると幸いです。(2012/2/2)

  • 「心理学における効果の大きさとばらつき」(日時: 2012/2/25 (土) 13:00-17:45,場所: 専修大学) というシンポジウムが開催されます。当方も発表を分担しております。ふるって御参加頂けると幸いです。(2012/1/31)

  • 論文を執筆する研究者向けの統計学の研究会の配布資料を一部、試験的に完全公開することと致しました (4月末ごろまで)。マルチレベル分析に関する発表です。ご活用いただけると幸いです。 (2012/1/23)

  • 統計学の研究会の第4回目は、25名の方々の参加登録を頂き、無事、終了いたしました。 お忙しい中、御参加頂き、誠にありがとうございました。研究会の内容の抜粋は、広報用ページに記しております。 次回の研究会の詳細は、決まり次第、連絡用MLにて伝達致します。 (2012/1/16)

2011年

  • まだ,あと3日も仕事ができると言い聞かせつつ,今年も,そろそろ終わりに近づいてしまいました。本年も,当Webサイトを御覧頂いている皆様に深謝致します。面白い内容ではないですが,例年の目標管理のために,2011年の課題と反省 (妄想/妄言)2012年の課題と反省 (妄想/妄言) を記載致しました。 来年もよろしくお願い申し上げます。(2011/12/28)

  • SNSボタン (TwitterとFacebook) という,ほとんど知らないものを各ページに設置しました。現代のテクノロジーに追いついている方は,御支援いただけると幸いです。(2011/12/17)

  • 統計学の研究会の第4回研究集会 (日時: 2012/1/14 (土) 16:30-19:10, 場所: 東京医科歯科大学) を開催いたします。今回のテーマは,探索的因子分析です。研究意欲の高い皆様の御参加をお待ちしております。 (2011/12/5)

  • 日本行動療法学会第37回大会 (2011/11/28) の,原井宏明先生の自主企画シンポジウムにて,「生物・医学統計のコツ」を発表致しました。STROBE声明等のReporting Guidelineの解説を致しました。60名以上の先生方の御参加を賜り,誠にありがとうございました。(2011/12/5)

  • HPをリニューアルしました。1頁約5スクロールになるようにしています。不具合を発見しましたら,御指摘頂けると幸いです。(2011/12/3)

  • 統計学の研究会の第3回目は、25名の方々の参加登録を頂き、無事、終了いたしました。 お忙しい中、御参加頂き、誠にありがとうございました。研究会の内容の抜粋は、広報用ページに記しております。
    次回の研究会の詳細は、決まり次第、連絡用MLにて致します。MLの登録をされていない方は、お手数ですが、登録作業を完了頂けると幸いです。(2011/11/7)

  • 2011年11月5日 (土) 16:30〜19:10に東京医科歯科大学にて,「第3回 心理・医学系研究者のためのデータ解析環境Rによる統計学の研究会」をPDFファイルの要領で開催致します。今回は3人の発表者により「二変量解析における統計的検定と例数設計の基礎: 無駄のない研究のために」というテーマで勉強致します。 身近な研究意欲の高い方々に「お声かけ」のうえ,参加登録の手続きを完了頂けると幸いです。(2011/9/26)

  • 久しぶりにlibrary(rpsychi)のバージョンをupdateしました。依存関係にあったlibrary(doBy) は,エラーがたびたび発生しているため,独立させました。(2011/9/6)

  • ポスドク問題と統計学を記載しました。(2011/8/27)

  • 研究会の第2回目は、25名の方々の参加登録を頂き、無事、終了いたしました。 お忙しい中、御参加頂き、誠にありがとうございました。研究会の内容の抜粋は、広報用ページに記しております。次回の研究会の詳細は、決まり次第、連絡用MLにて致します。MLの登録をされていない方は、お手数ですが、登録作業を完了頂けると幸いです。(2011/8/22)

  • 論文を執筆する研究者向けの統計学の勉強会 (研究会) の広報用ページを作りました。身近な研究意欲の高い方々に周知頂けると幸いです。(2011/08/15)

  • 日本行動療法学会第37回大会 (2011/11/28 9:30-11:00 東京) の,原井宏明先生 (なごやメンタルクリニック) の自主企画シンポジウムにて,発表することになりました。「論文を投稿する人に向けた,研究法や統計学のアドバイス」を,編集委員の観点から行う予定です。約2年ぶりの学会発表となりますので,緊張いたします。御興味のある先生方とお話しできると幸いです。(2011/8/11)

  • 第9著者の英語論文がアクセプトされました。山梨県立北病院の精神科医師である三澤史斉先生が主導した研究です。統合失調症患者への多剤併用療法がメタボリックシンドロームと関連するかを検討した研究です。生活習慣等の影響を調整した後でも,多剤併用療法は,メタボリックシンドローム予備群との関連があることが示されました。当方は,データ解析の解釈,草稿の批判的な改稿,技術的支援等を担当致しました。本研究に御協力頂きました多くの方々に深謝いたします。文献情報は以下のものになります。
  • 東京都医師会・順天堂大学医師会第32回産業医研修会 (於: 順天堂大学,2011年7月16日) にて,「労働者におけるメンタルヘルスのコスト」に関して講演させて頂きました。猛暑の中,300人あまりもの産業医の先生方が研修会に参加されておられ,その勉強意欲の高さに驚きを感じました。産業医の先生方に少しでもお役に立つ情報を伝えられたか不安ですが,おいで下さった方々に深謝申し上げます。(2011/7/18)

  • 2011年8月20日 (土) 16:30〜19:10に東京医科歯科大学にて,「第2回 心理・医学系研究者のためのデータ解析環境Rによる統計学の研究会」をPDFファイルの要領で開催致しますので,ご案内させて頂きます。今回は3人の発表者により「線形混合モデル (マルチレベル分析)」について勉強致します。 身近な研究意欲の高い方々に「お声かけ」のうえ,参加登録の手続きを完了頂けると幸いです。(2011/7/12)

  • 研究会の第1回目は、23名の方々においで頂き、無事、終了いたしました。 お忙しい中、御参加頂き、誠にありがとうございました。次回の研究会の詳細は、決まり次第、連絡用MLにて致します。MLの登録をされていない方は、お手数ですが、登録作業を完了頂けると幸いです。(2011/6/27)

  • 研究会の主旨についてのスライドを追加しました。(2011/5/18, 5/25一部改正)

  • 2011年6月25日 (土) 15:30〜18:00に東京医科歯科大学にて、「第1回 心理・医学系研究者のためのデータ解析環境Rによる統計学の研究会」をPDFファイルの要領で立ち上げることに致しました。この研究会では、「データ解析環境Rを共通言語として、なるべく正しく統計学を使えるように勉強する場」を提供することを主眼としています。 今回は3人の発表者により「ロジスティック回帰分析」について勉強致します。 気軽な研究会ですので、ご興味のある方に御回覧頂けると幸いです。お誘い合わせのうえ多数の方のご参加をお待ち申し上げます。(2011/5/14)

  • 先日アクセプトされた、「うつ病の疾病費用」に関する論文が、オンラインで入手可能となりました。閲覧登録すると、全文 (HTML) が無料で閲覧できます。PDF版の閲覧は現時点では$30が必要ですが、時間が経つと無料で閲覧可能になるようです。この研究では、2008年のうつ病の疾病費用は、1兆2900億円になると計上されています。疾病費用の内訳は、入院医療費が6%、外来の医療費が8%、自殺関連費用が23%、欠勤による損失が51%、能率低下による損失が12%でした。また、感度分析を行った結果、推計に用いた仮定を変えることにより、疾病費用の総額は最大48.6%の増大が見込まれ、この研究による費用は、保守的な額であることが示されています。
    • Okumura Y, Higuchi T: Cost of depression among adults in Japan. The Primary Care Companion for CNS Disorders 13(3): e1–e9, 2011. (2011/5/6)

  • 先日アクセプトされた、「抑うつ研究の検定力と効果量」に関する論文が、オンラインで入手可能となりました。
    • Okumura Y, Sakamoto S: Statistical power and effect sizes of depression research in Japan. Psychiatry and Clinical Neurosciences. in press. (2011/4/14)

  • 集団認知行動療法という心理療法の一種に関する本が出ます。私は、集団認知行動療法の研究的な側面について、編集を担当致しました。中島美鈴先生が主催していた関東集団認知行動療法研究会に1年あまり参加をし、そこで御一緒した皆様と作り上げたものです。本書が、より多くの患者さんが認知行動療法を受けられるようにするための基盤作りに、少しでも寄与できると幸いです。
  • 先日のアクセプトされた,「うつ病治療の好み」に関する論文が,オンラインで入手可能となりました。
    • Okumura Y, Sakamoto S: Depression treatment preferences among Japanese undergraduates: using conjoint analysis. International Journal of Social Psychiatry. in press. (2011/2/22)

  • 第1著者の英語論文がアクセプトされました。抑うつ研究の方法論に関する研究です。日本における抑うつ研究を系統的に展望した結果,多くの研究の検定力が低すぎることが示されました。どんなに科学的に重要な着想も,検定力が不十分な状態で研究を実施すると,研究結果が得られない事態に陥ってしまいます。その対策として,すべての研究者が検定力分析を実施できるよう,普及啓発することが重要であると考察しています。文献情報・査読前原稿は以下のものになります。
  • 講演・講義の一部を公開致しました。御笑覧頂けると幸いです。(2011/1/12) 

2010年

  • 今年も,そろそろ終わりに近づいてしまいました。三十路を過ぎると月日が進むのが早く感じるようです。本年も,当Webサイトを御覧頂いている皆様に深謝致します。面白い内容ではないですが,例年の目標管理のために,2010年の課題と反省 (妄想/妄言)2011年の課題と反省 (妄想/妄言)を記載致しました。
    来年もよろしくお願い申し上げます。(2010/12/30)

  • 社会言語科学会の主催の基,Rの講習会を予定通り行わせて頂きました。スタッフ一同,楽しく講習会を実施させて頂きました。休日にもかかわらず,御参加いただいた皆様に感謝申し上げます。本年は,東は宮城県や秋田県,西は京都府や兵庫県に在住の,先生方がいらっしゃって下さいました。御遠方より,おいで頂きましたことを深謝いたします。(2010/12/20)

  • 第1著者の英語論文がアクセプトされました。うつ病の疾病費用 (cost-of-illness) に関する研究です。うつ病が社会に与える経済的損失は甚大であることが明らかになりました。掲載誌は,「The Primary Care Companion to The Journal of Clinical Psychiatry (2011から改名)」という「The Journal of Clinical Psychiatry」の姉妹誌です。多くの方の利用する資料としてお役に立てると幸いです。文献情報・査読前原稿は以下のものになります。
    • Okumura Y, Higuchi T: Cost of depression among adults in Japan. The Primary Care Companion for CNS Disorders. in press. (2010/11/11, 2010/11/13追記)

  • 第2著者の論文が受理されました。早稲田大学の修士課程の松岡志帆さんが主導した研究です。国際的には慢性心不全患者における終末期・緩和医療の対応について,治療ガイドラインなどを通した指針が作成されていますが,我が国では萌芽的な段階です。本研究では,医師と看護師が,(1) 心不全患者に対して終末期について検討を行う意思と,(2) 緩和ケアを取り入れる際に困難を感じる理由について,医療者間の認識の差異を検討することを目的しています。分析の結果,我が国の医療従事者は終末期について検討する意思 (事前指示,蘇生措置の禁止,ICD停止) は高いものの,実際にICDの停止などを検討した経験は少ないことが示されました。また,終末期の対応に関するガイドラインなどの要望が高いことが明らかになりました。私は,研究計画,草稿の批判的な改稿,実施・技術的支援,監督を担当致しました。文献情報は,以下のものになります。
    • 松岡志帆, 奥村泰之, 市倉加奈子, 小林未果, 鈴木伸一, 伊藤弘人, 野田崇, 横山広行, 鎌倉史郎, 野々木宏: 心不全患者の終末期に対する心臓専門医と看護師の認識: ICD認定施設の全国調査. 日本心臓病学会誌. 印刷中. (2010/10/25)

  • 近年,学協会著作権ポリシーデータベースが作成されるなど,研究成果のオープンアクセス化が進んでおります。以前から,私は,出版社の著作権ポリシーに触れない限り,研究成果を公開したいと願っておりました。その一環で,数誌の出版社に,著作権ポリシーの問い合わせをしている最中です。下記の文献に関しては,オンラインでの公開の許可/確認を得られました。御笑覧頂けると幸いです。
  • 約8か月ぶりに,第1著者の英語論文がアクセプトされました。大学院時代に遂行した研究である,「うつ病治療の好み」に関する論文です。医療経済学関係のマニアックな手法を使っていますが,明らかにしたい点は単純です。分析の結果, (1) うつ病治療の選好を高かめるための優先順位の高い要件は,診療所までの距離と治療法について取り組むことであること,(2) 高額な費用にかかわらず,心理療法と投薬の併用に強い選好があることが示されました。具体的な対策として,うつ病治療は精神科以外でも開始できることを周知させること,投薬単体の有効性について周知させることが重要であると考察しています。

    この研究にお手伝いいただいた,多くの先生方に深謝いたします。文献情報は,下記のものになります。
  • 社会言語科学会の冬期講習会 (2010/12/18 土 10:00-17:00 於: 日本大学文理学部) として,「データ解析環境R中級編: 統計的検定の基礎」という1 day ワークショップを行いないます。昨年度の講義時のマンパワー不足の問題に対処すべく,7名のスタッフを配置する予定です。多くの方の御参加をお待ち申し上げます。(2010/9/14)

  • かなり久しぶりに「Rによる〜の練習」を追加しました。ロジスティック回帰分析の練習の一環で、Peng and So (2002) のTeaching Articleを再計算しています。この論文では、ロジスティック回帰分析における複数のソフトウェアの比較を行っています。初学者向けにお勧めです。(2010/9/6)

  • これほど更新がないと,仕事をしていないか病気かと思う方もいらっしゃるでしょうが,仕事が滞ってしまい,アウトカムに結びつかないという,歯がゆい状態で第1四半期が過ぎてしまいました。さて,日本大学大学院国文学専攻の非常勤講師として9/25(土),10/2 (土) の2日間にわたり計4時限のRの講義を担当致します (コーディネーター: 荻野綱男先生・田中ゆかり先生)。受講生は,Rを学習する前に…を読了して,ブラインドタッチ等の技術を向上させておいて下さい。短い時間のおつきあいとなりますが,受講生の今後の発展を願い,あまり難しいことには触れず,Rの学習を通して,統計情報の読み方と基礎的な分析のリテラシーを高めて頂くことを主眼と致します。第2四半期は,少しアウトカムの改善がみられるよう尽力致します。(2010/7/27)

  • 我々の論文 (臨床精神薬理 13 (2): 317-325, 2010) に対する意見 (追加,討議) として,長嶺敬彦先生によるletter to the editorが掲載されていました。どきどき (びくびく) しながら,拝読いたしました。 貴重なコメント及び追加の討議を賜り,ありがとうございます。文献情報は,以下のものになります。
    • 長嶺敬彦: 糖尿病を合併した統合失調症患者に,olanzapineやquetiapineが使用できないことの功罪. 臨床精神薬理 13 (5): 973-976, 2010. (2010/5/12)

  • R 2.11.0用にWindowsユーザーのためのR/Tinn-Rを修正しました。R 2.10.0以降は、インストール時に文字化けをするため、R2.9.2の使用を推奨しておりましたが、「自分が作成したパッケージrpsychiが使えない」というアンビバレントな推奨をしていたことに気づきました。(2010/5/8)

  • 古くなっているR雑記の一部を追記・更新致しました。(2010/4/29)

  • 第3著者の論文が受理されました。統合失調症の初回入院患者において,非喫煙者と比べ,喫煙者の再入院率は1.8倍であることを後方視的コホート研究により示しております。精神科においても,敷地内全面禁煙を促進する必要があることを実証しております。この研究は,私が喫煙者の時代に実施したので,とりわけ思い入れがあります。私は,データ解析,方法と結果の執筆を担当致しました。文献情報は,以下のものになります。
    • Kobayashi M, Ito H, Okumura Y, Mayahara K, Matsumoto Y, Hirakawa J: Hospital readmission and first-time admitted patients with schizophrenia: Smoking patients had higher hospital readmission rate than non-smoking patients. International Journal of Psychiatry in Medicine. in press. (2010/4/7)

  • 独立行政法人になった関係で,所属機関の名称等が変わりました。(2010/4/1)

  • Depression Frontierに原稿を執筆させて頂きました。慢性身体疾患 (がん,心疾患,筋骨格系疾患,呼吸器系疾患,神経系疾患,糖尿病) を患うと,うつ病を併発することが非常に多いです。しかし,多くの患者さんは,うつ病を併発していることは気づかれていません。そうすると,慢性身体疾患の予後が悪くなるので,うつ病に対してアプローチする必要があるといわれています。そのうつ病のアプローチのガイドラインが,昨年,英国国立医療技術評価機構 (NICE) から提出されました。本論文では,このNICEによる「慢性身体疾患を有する成人におけるうつ病の治療と管理」のガイドラインを紹介しています。 オリジナリティが低い論文ですが,NICEガイドラインに慣れていない方が,NICEガイドラインを参照する動機付けを持つきっかけになることを願って執筆しております。引用情報は以下のものになります。
    • 奥村泰之,桑原和江,伊藤弘人: 身体疾患に伴ううつ病: NICEガイドライン. Depression Frontier 8 (1): 82-88, 2010. (2010/3/29)

  • 先日のアクセプトされた統合失調症と糖尿病の関連についての論文の第2弾が,オンラインで入手可能となりました。
    • Okumura Y, Ito H, Kobayashi M, Mayahara K, Matsumoto Y, Hirakawa J (in press) Prevalence of diabetes and antipsychotic prescription patterns in patients with Schizophrenia: a nationwide retrospective cohort study. Schizophrenia Research. (2010/3/23)

  • 私にとって最長の審査/印刷期間 (私の平均は256日のところ,420日) を要した第1著者の論文が印刷されました。大学院時代に (非常に難解で人気がないため) 博士論文と平行して推進した研究である「うつ病には,正常と異常を分ける明確な境界があるか」に関する論文です。「〜スペクトラム」「〜傾向」「アナログ研究」等の用語を使うことのある研究者に対して,研究法を再考して頂くためのメッセージをお伝えしております。2010年3月に印刷されたものですが,正式な引用情報は,なぜか2009年になり,以下のものになります。
    • 奥村泰之, 坂本真士: 抑うつの連続性議論: より質の高い研究に向けての提言. 心理学評論 52 (4): 504-518, 2009. (2010/3/15)

  • Rによる論文の審査/印刷期間の管理図 を記載しました (2010/2/21)

  • 約1年ぶりに第1著者の英語論文がアクセプトされました。(アイデンティティを脅かす) 統合失調症と糖尿病の関連についての論文の第2弾です。本研究の目的は,(1) 全国の統合失調症患者と一般住民と比較して,糖尿病の有病率どの程度異なるかを検討すること,(2) 統合失調症患者の中で,糖尿病を併発している者は,併発しない者と比べて,抗精神病薬の処方が異なるかを検討することです。結論として,抗精神病薬の種類にかかわらず,糖尿病を併発した症例には,血糖モニタリングを定期的に行い,効能とリスクのバランスを考慮して抗精神病薬を処方する必要があることを示しています。この研究にお手伝いいただいた,多くの先生方に深謝いたします。文献情報は,下記のものになります。
    • Okumura Y, Ito H, Kobayashi M, Mayahara K, Matsumoto Y, Hirakawa J (in press) Prevalence of diabetes and antipsychotic prescription patterns in patients with Schizophrenia: a nationwide retrospective cohort study. Schizophrenia Research. (2010/2/19)

  • 「老年精神医学雑誌」の基礎講座である「老年精神医学研究の進め方と発表の仕方」に執筆させて頂きました。検定力分析,効果量および信頼区間の報告が普及していないことを示し,それらの報告の重要性を示している論文です。本論が,研究を行う多くの方のお役に立てると幸いです。 文献情報は,下記のものになります。
    • 奥村泰之・伊藤弘人 (2010) 統計学・推計学的方法: 老年精神医学研究に求められる検定力分析,標本効果量および信頼区間. 老年精神医学雑誌, 21, 93-100. (2010/2/17)

  • Rのパッケージを開発しました。私がRを使い始めたときから,じっくりと開発を進めてきたものですので,6年間ほどの研究期間を費やしているという,もっとも息が長い研究になりました。精神医学,精神科看護学,臨床心理学のためのパッケージ (rpsychi) と命名しております。命名からは外れ,ほとんどの行動科学で使用可能ですが。。。主に,論文に公開されているような情報 (平均値や標準偏差) から検定を行い,効果量と信頼区間を求めるものです。検定力分析やメタ分析をする際に,活用できるよう意図して作っております。なお,随時,関数を追加していく予定です。皆様の研究のお役に立てると幸いです。

    なお,社会言語科学会の冬期講習会 (2009/12/19 10:00-17:00 於: 日本大学文理学部) に御参加された方は,本パッケージのベータ版を使用していただきました。今後は,CRANからrpsychiをダウンロードして使用していただくよう,お願い申し上げます。(2010/2/5)

  • 第1著者の論文が2本,第2著者の論文が1本,印刷されました。特に,統合失調症は初めての研究だったので,思い入れの強いものになりました。非定型抗精神病薬のうちオランザピンとクエチアピンは,糖尿病のリスクが高いと言われておりますが,そのエビデンスは必ずしも十全ではないことを示しています。これらの研究にご協力頂いた先生方に,御礼申し上げます。文献の情報は,下記のものになります。
    • 奥村泰之・三澤史斉・中林哲夫・伊藤弘人 (2010) 統合失調症患者への非定型抗精神病薬治療と糖尿病のリスク:メタ分析. 臨床精神薬理, 13, 317-325.
    • 奥村泰之・藤田純一・野田寿恵・伊藤弘人 (2010)「科学的根拠に基づく実践を適用することへの態度尺度 (EBPAS)」日本語版の心理測定学的特徴の検討. 精神医学, 52, 79-85.
    • Ito, S., Okumura, Y., & Sakamoto, S. (2010) Sex differences in the Schizotypal Personality Questionnaire Brief among Japanese employees and undergraduates: A cross-sectional study. Personality and Individual Differences, 48, 40-43. (2010/1/18)

2009年

  • 今年も,そろそろ終わりに近づきました。本Webサイトは,創始期のタイトルこそ違うものの2003年に開設後,ついに7年もの歳月が経ってしまいました。大学院生になる前から始めているのでありますが,今年ようやく私も大学院を卒業し,気づいたら,もう三十路です。昨年はURLの変更によりアクセス数が大幅に落ちる (70%減少) など,苦難がありましたが,今年はだいぶ改善し,最盛期 (2007年) の40%減程度に回復致しました。いつも,御覧頂いている皆様に深謝致します。面白い内容ではないですが,今年最後の目標管理のために2009年の課題と反省 (妄想/妄言)2010年の課題と反省 (妄想/妄言)を記載致しました。来年もよろしくお願い申し上げます。(2009/12/26)

  • 来年度の9月頃に田中ゆかり先生 (日本大学文理学部国文学科) の企画により,日本大学大学院国文学専攻の非常勤講師としてRの講義を数コマ担当致します。国文学は不慣れな領域でありますが,大学院生 (及び,その候補者) と交流できることを心待ちにしております。(2009/12/26)


  • Rの講習会を予定通り行わせて頂きました。

    1. R/Tinn-Rのインストールと基本操作
    2. Rによるデータハンドリング
    3. Rによる単変量解析
    4. Rによる統計的検定: 独立な2群の比率差の検定
    5. Rによる平均値差の検定: t検定,分散分析
    6. Rによる相関係数の分析: 相関係数の検定,重回帰分析

    上記6部構成の144スライド,17ページ構成のオリジナル関数のマニュアルからなる資料を御用意致しましたが,当方の力量不足のため半分以下の講義内容しか消化できませんでした。御参加頂いた方に,予定よりも内容を大幅に消化できなかったことを,深くお詫び申し上げます。当方の時間の見積もりの甘さのために生じた,誤りでございます。 補足資料として,スライドに対応したプログラムの用意等ございますので,御入り用の方は御連絡頂けると幸いです。(2009/12/19)

  • 社会言語科学会の冬期講習会 (2009/12/19 10:00-17:00 於: 日本大学文理学部) として,「データ解析環境R入門: ダウンロードから分散分析・重回帰分析まで」という1 day ワークショップを行いないます。「受講者がいないと,どうしよう」と不安に駆られていましたが,現時点で30名弱のお申し込みを頂いているようです。お申し込み頂き,ありがとうございます。12/5 (土) が参加申込締切になったようですので,御参加を悩まれている方は,ぜひ,お越し頂けると幸いです。検定,推定,検定力分析,効果量まで,マスターして頂くことを主眼する予定です。(2009/11/30)

  • 第2著者兼,連絡責任著者の論文が印刷されました。この研究にご協力頂いた先生方に,御礼申し上げます。文献の情報は,下記のものになります。市倉加奈子,奥村泰之,松岡志帆,鈴木伸一,野田崇,鎌倉史郎,伊藤弘人 (2009) 植込み型除細動器 (ICD) 患者の抑うつ及び不安に対する精神科的支援の現状と展望.臨床精神医学, 38, 1359-1372. (2009/10/5)

  • 業績一覧講演を追加しました。(2009/09/25)

  • 第1著者の論文が受理されました。「うつ病と健常の間には違いがあるか」という議論は,連続性議論と呼ばれます。本論文では,(1)この議論の論点と,(2) 研究法にどのように影響するか,(3) 分類分析 (taxometric analysis) という手法では,どのようにこの議論の裏付けをしているか,(4) 結果が得られていない場合は,どのような研究法を使えばいいかについて展望しております。多くの方の研究のお役に立てることを願って執筆致しました。文献情報は以下のものになります。奥村泰之, 坂本真士 (印刷中) 抑うつの連続性議論: より質の高い研究に向けての提言. 心理学評論. (2009/9/17)

  • 社会言語科学会の冬期講習会 (2009/12/19 10:00-17:00 於: 日本大学文理学部) として,「データ解析環境R入門: ダウンロードから分散分析・重回帰分析まで」という1 day ワークショップを行いないます。非学会員でも参加可能です。技量が十全な助手と共に,御参加頂く方のお役に立てるよう,尽力したいと思っております。(2009/9/14)

  • 第2著者兼,連絡責任著者の論文が受理されました。早稲田大学の修士課程の市倉加奈子さんが主導した研究です。循環器疾患の治療の中で,植込み型除細動器 (ICD) は心臓突然死のリスクを下げる治療法として,保険償還が認められた後,急速に普及しています。しなしながら,ICD植込み患者は,精神症状として抑うつ症状や不安症状を呈し,その結果として予後が悪くなることがわかっています。そのため,精神症状に対する介入をすることが注目されており,いくつかの無作為化比較試験が行われています。本論文では,その無作為化比較試験の効能の程度をメタ分析により検討することを目的のひとつとしています。文献情報は以下のものになります。市倉加奈子,奥村泰之,松岡志帆,鈴木伸一,野田崇,鎌倉史郎,伊藤弘人 (印刷中) 植込み型除細動器 (ICD) 患者の抑うつ及び不安に対する精神科的支援の現状と展望.臨床精神医学. (2009/9/3)

  • 所属機関は変わりませんが,雇用形態が変わり,財団法人精神・神経科学振興財団 こころの健康科学研究推進事業のリサーチ・レジデントとして採用されました。引き続き,関係者の皆様,御指導ごべんたつのほど,よろしくお願い申し上げます。(2009/9/1)

  • 「日本精神神経学会」と「日本心理学会」で発表を致しました。いずれも、学会の初日の早朝からの発表であり、アクセスがしにくい中、おいで下さった方々に深謝申し上げます。特に「日本心理学会」の小講演は、下手をすると3人ぐらい (サクラ) しかこないのではないかと、本当に心配をしていたのですが、30人以上の方がいらして下さり、大変嬉しく思いました。(2009/8/30)

  • 第2著者の論文が受理されました。私の後輩の中で最も優秀な一人である,東邦大学の伊藤慎也先生が主導した研究です。統合失調症の未治療期間の短縮化のために,統合失調症の前駆症状として統合失調型パーソナリティに注目している研究が国際的に蓄積されつつあります。本研究は,統合失調型パーソナリティの性差及び年齢差の特徴を検討したものです。私の貢献は,データ解析及び論文執筆の助言程度でありましたが,共著者に加えていただき光栄です。文献情報は以下のものになります。``Ito, S., Okumura, Y., & Sakamoto, S. (in print) Sex differences in the Schizotypal Personality Questionnaire Brief among Japanese employees and undergraduates: A cross-sectional study. Personality and Individual Differences'' (2009/8/19)

  • 正式には業績でありませんが,謝辞に載せて頂いた研究が印刷されました。精神科デイケアにおいて,主に気分障害,統合失調症,不安障害の患者で,うつ・不安状態を呈している者に対して,集団認知行動療法が,抑うつ及び不安に対して効果があるかを,比較対照群を設けて検討した本邦初の研究となります。このような重要性の高い研究にかかわる機会を頂いたことに深謝致します。文献情報は以下のものになります。中島美鈴・稗田道成・島田俊夫・島津明人 (2009) 集団認知行動療法の比較対照試験による効果検討 (1). 精神科治療学, 24, 851-858. (2009/7/24)

  • 第1著者の論文が受理されました。この研究に御協力頂いた先生方に御礼申し上げます。糖尿病患者に対して禁忌になっている非定型抗精神病薬 (olanzapineとquetiapine) は,他の抗精神病薬と比べ,糖尿病のリスクが高いかを検討したものです。私にとって初めての統合失調症の研究になります。文献情報は以下のものになります。奥村泰之・三澤史斉・中林哲夫・伊藤弘人 (印刷中) 統合失調症患者への非定型抗精神病薬治療と糖尿病のリスク:メタ分析. 臨床精神薬理. (2009/6/30)

  • 日本学生支援機構の奨学金の返還免除が認定されました。これも,関係者の皆様の日頃の暖かいご助力のおかげと存じます。(2009/06/20)

  • 第1著者の論文が受理されました。この研究に御協力頂いた先生方に御礼申し上げます。EBMに基づく治療が推奨されている昨今ですが,実際に,EBP (Evidence-Based Practice) を行っているかどうかは,国際的にも微妙なものが含まれます。そもそもEBPに対する態度が良好ではないことが指摘されているため,それを測定するツールを作成致しました。多くの方が活用されることを願っています。文献情報は,下記のものになります。奥村泰之・藤田純一・野田寿恵・伊藤弘人 (印刷中)「科学的根拠に基づく実践を適用することへの態度尺度 (EBPAS)」日本語版の心理測定学的特徴の検討. 精神医学. (2009/6/17)

  • 第1著者の論文が印刷されました。この研究にご協力頂いた皆様に,御礼申し上げます。文献の情報は,下記のものになります。``Okumura, Y., Sakamoto, S., Ono, Y. (2009) Latent structure of depression in a Japanese population sample: taxometric procedures. Australian and New Zealand Journal of Psychiatry, 43, 666--673.'' (2009/6/15)

  • 医学 (生物統計学) における検定力,効果量,区間推定: CONSORT声明, STROBE声明, STARD声明における報告の推奨を記載しました。(2009/6/15)

  • e-らぽ〜るに「より良い論文執筆とクリティカル・リーディングのためのガイドライン:日常臨床に研究成果を活用するために」を執筆させて頂きました。国際的に活用されている論文の「書き方」と「読み方」のガイドラインを紹介するという趣旨のものです。本論が,研究に触れる多くの方の,臨床・研究・教育活動のお役に立てると幸いです。(2009/6/5)

  • 無料統計ソフトRで心理学のリンク切れを修正いたしました。(2009/4/9)

  • e-ヘルスネット情報提供に「糖尿病とこころ」について執筆させて頂きました。研究部のWebサイトに掲載している情報を、一般向けに変換したものです。(2009/4/3)

  • 研究部のWebサイトに「糖尿病とうつ病」について執筆させて頂きました。糖尿病とうつ病の関連があることは古くから言われておりますが,本邦ではあまり注目されていません。国際的な現状から,支援の方略まで,なるべく高いエビデンスレベルの論文を基に纏めております。(2009/4/2)

  • 博士 (心理学) の学位が授与されました。5年間 (+ 研究生の1年) という、私の学歴の中では最長の期間、日本大学大学院文学研究科に所属して、多くの方にお世話になりました。この場を借りて、深謝申し上げます。(2009/3/25)

  • 第1著者の論文が受理されました。この研究に御協力いただいた方々に,深謝致します。抑うつの連続性の議論に関する研究で,「正常と異常の間に明確な境界があるか否か (操作的には異常,異常というけれど,本当に異常と正常を分けられるのか)」を,保健福祉動向調査 (H12) を利用して検討したものです。文献の情報は,下記のものになります``Okumura, Y., Sakamoto, S., Ono, Y. (in press) Latent structure of depression in a Japanese population sample: taxometric procedures. Australian and New Zealand Journal of Psychiatry.'' (2009/3/19)

  • 第105回日本精神神経学会学術総会 (2009/5/22 10:30-11:30 於: 神戸国際会議場・神戸商工会議所) のポスター発表で「統合失調症退院患者における糖尿病の有病率と抗精神病薬の処方の実態」という報告を致します。御興味がある方と意見交換ができることを心待ちにしております。(2009/3/19)

  • 日本心理学会第73回大会 (2009/8/26-28 於:立命館大学) の小講演で「うつ病想定時の健常者の受診意欲に関する心理学的検討」という講演をさせて頂くことになりました。残念ながら、参加者は非常に少ないことが予想できますので、お時間がある方は、是非、お越し頂けると幸いです。(2009/3/2)

  • 業績一覧を整理しました。(2009/2/6) 

2008年

  • 今年は,サーバーの都合でURLが変更された後,大分アクセスが少なくなりました (70%減少)。
    そんな中,御覧頂いている皆様に深謝致します。面白い内容ではないですが,今年最後の目標管理のために,2008年の課題と反省 (妄想/妄言)2009年の課題と反省 (妄想/妄言)を記載致しました。(2008/12/31)

  • 第1著者の論文が印刷されました。この研究にご協力頂いた皆様に,御礼申し上げます。文献の情報は,下記のものになります。``Okumura, Y., Sakamoto, S., Tomoda, A., & Kijima, N. (2009) Latent structure of self-reported depression in undergraduates: Using taxometric procedures and information-theoretic latent variable modeling. Personality and Individual Differences, 46, 166--171''。(2008/12/15)

  • 「平成20年度 厚生労働省 精神・神経疾患研究委託費 精神疾患関連研究班」で発表いたします。論題は「科学的根拠に基づく実践を適用することへの態度尺度日本語版の心理測定学的特徴の検討」です (12/16, 11:55〜12:10)。EBMが普及しつつありますが,実際の診療場面では,なかなか実施されていないという点が,国際的には注目されております。その原因として,EBMに対する態度が影響力を持っていると考えられています。その態度を測定するための尺度を作成するというのが,本研究であります。御興味がある方と,意見交換ができることを楽しみにしております。(2008/12/15)

  • 本年度の11月から,国立精神・神経センター 精神保健研究所 社会精神保健部に流動研究員として着任致しました。精神疾患 (主にうつ病) と身体疾患の関連に関する研究に従事する予定です。不勉強な若輩者と存じますが,関係する先生方,ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。(2008/11/04)

  • 日本社会心理学会第49回大会でポスター発表を致しました。お忙しい中,来て頂いた方々,誠にありがとうございました。(2008/11/04)

  • 日本社会心理学会第49回大会でポスター発表いたします。論題は,「大学生のうつ病治療の認知---自由記述データの分析---」(11/3,15:30〜16:15) です。専門家によるうつ病治療は,国際的にはNICE Guildlineにも明記されているように,段階的治療 (Stepped Care) が一般的になりつつあります。段階的治療とは,うつ病の重症度に合わせた治療をおこなうべきであるという考え方で,プライマリケアでは,(1) まずは,うつ病のアセスメント,(2) うつ病と診断でき,軽症の場合は,経過観察,読書療法,運動を行う,(3) 中等症の場合は,投薬をする,患者の好みにより心理療法を行う,(4) 重症の場合は,精神科にリファーして,投薬と精神療法を併用する,といったものです。このような治療アルゴリズムは,(1) 切迫している医療費の削減,(2) 重症度によっては (費用対効果の点から) 積極的な治療の必要がないという考え方から提唱されています。しかし,現実的には,「このような治療ガイドラインに沿った治療法を思い浮かぶ方が少ない」と言うことを明らかにしたデータの発表であります。御興味がある方と,意見交換ができることを楽しみにしております。(2008/10/6)

  • キャリアパスと統計学を記載しました。(2008/9/29)

  • 第1著者の論文がアクセプトされました。この研究にご協力頂いた皆様に,御礼申し上げます。抑うつの連続性の議論に関する研究で,「正常と異常の間に明確な境界があるか否か (操作的には異常,異常というけれど,本当に異常と正常を分けられるのか)」を検討したものです。国際的にはICDやDSMの改定で,次元モデル (dimensional classification) が注目されていますが,その一資料となることを願って研究いたしました。なお,本邦初のTaxometric Analysis (分類分析) を利用した研究となりました。文献の情報は,下記のものになります
    • ``Okumura, Y., Sakamoto, S., Tomoda, A., & Kijima, N. (in press) Latent structure of self-reported depression in undergraduates: Using taxometric procedures and information-theoretic latent variable modeling. Personality and Individual Differences''。(2008/9/25)

  • 日本心理学会第72会大会のワークショップ「援助要請行動研究とカウンセリング 〜援助要請行動に対する介入研究へ向けて〜 (企画者: 水野治久先生)」と「精神病理の次元モデル:連続性とアナログ研究 (企画者:杉浦義典先生)」で発表させて頂きました。ワークショップに来て頂いた方々,誠にありがとうございました。残念ながら,当方は,3日間の学会の内,1日しか参加できず (実質的に,発表時間のみ),十分なコミュニケーションを取ることができませんでした。質疑があられた方は,ぜひ,下記e-mail addressまで,御連絡頂けると幸いです。最後に,ほとんど初対面だったにもかかわらず,御親切にして頂きました,共同発表者の先生方,企画者の水野先生と杉浦先生に深謝いたします。(2008/09/21)

  • R 2.7.2 がリリースされました。それに伴い,WindowsユーザーのためのR/Tinn-R の一部 (画像以外) を修正しました。(2008/08/27)

  • 心理学におけるRの普及IIIを記載しました。(2008/7/21)

  • 日本心理学会第72会大会のワークショップ,下記の2件で発表させて頂きます:「援助要請行動研究とカウンセリング 〜援助要請行動に対する介入研究へ向けて〜(企画者: 水野治久先生,9/20 10:00-12:00)」と「精神病理の次元モデル:連続性とアナログ研究(企画者:杉浦義典先生,9/20 13:00-15:00」。このような機会を下さいました,水野先生と杉浦先生に深謝いたします。援助要請行動では,うつ病の「受診,アドヒアランス,治療継続,患者満足」についての国際的な動向を,お話ししたいと思います。連続性では,うつ病の研究を例に,「実務(研究と臨床)に役立つという観点」から,お話ししたいと思います。御興味がある方は,お会いして,お話しできることを心待ちにしております。(2008/07/11)

  • 第2著者の論文が掲載されました。この研究に御協力頂いた多くの皆様に,御礼申し上げます。自殺報道にかかわる記者の方の一助を担えることを願っております。文献の情報は,下記のものになります
    • 坂本真士・奥村泰之・田中江里子(2008)自殺を抑止するために新聞の自殺報道において掲載されるべき内容についての研究:架空の記事を用いた質問紙実験による検討. こころの健康, 23, 47-55.(2008/07/07)

  • 無料統計ソフトRで心理学の中で公開しているRプログラムのsouce()で読み込んでいるファイルは,すべて旧アドレス「http://cat.zero.ad.jp/~zak52549/...」になっておりました。来年まで使えると思っていたのですが,なぜか,使えなくなっているので,正しく,「http://blue.zero.jp/yokumura/...」に修正致しました。(2008/07/02)

  • パーソナリティ心理学会の若手研究者の研究紹介というコラムが掲載されました。このような機会を下さった,小堀修先生に深謝致します。(2008/07/01)

  • 大学の奨学金が授与されました。これも,関係者の皆様の日頃の暖かいご助力のおかげと存じます。(2008/06/30)

  • R 2.7.1 がリリースされました。それに伴い,WindowsユーザーのためのR/Tinn-R の一部 (画像以外) を修正しました。(2008/06/23)

  • 本年度の5月から,国立精神・神経センター 精神保健研究所 社会精神保健部に研究生として,在籍させて頂くことになりました。関係者の皆様方,ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。(2008/06/05)

  • パーソナリティ心理学会の若手研究者の研究紹介というコラムを執筆させていただく機会を頂けました。 7月以降に掲載される予定です。(2008/06/05)

  • プロバイダのリニューアルに伴い,URLを変更いたしました。今後とも,御愛好のほど宜しくお願い申し上げます。(2008/06/04)

 

 

What's New

   
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 

著者: 奥村泰之 (Curriculum Vitae)
所属: 一般社団法人 臨床疫学研究推進機構 代表理事
e-mail: yokumura @ blue.zero.jp
Researchmap: http://researchmap.jp/yokumura/
ResearchGate: https://www.researchgate.net/profile/Yasuyuki_Okumura/
Google Scholar: http://scholar.google.com/citations?hl=en&user=c9qyzRkAAAAJ
facebook: http://facebook.com/okumura.yasuyuki
Twitter: http://twitter.com/yachu93