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言い尽くされていると思いますが,心理学でRを使うメリット・デメリットを考えてみます。EXCELでデータ解析をするのは論外として,比較としてSASを取り上げてみます。
こうしてみると,どちらの統計ソフトともに,「英語に抵抗がなければ」,マニュアルに関しては問題がないことがわかります。しかし,参考書に関して言えば,和書・洋書共に,現在のところ,伝統の長いSASの方が,充実していることは間違いないでしょう。Rは,無料であり優れたソフトウェアだと思いますが,「それぞれの分野にあったユーザー向けのわかりやすい書籍が少ない」ことが,デメリットだと思います。
SPSSを比較対象に入れると,「東京図書」のユーザー向けの書籍が大量に発刊されてますので,R本の少なさは,より顕著だと感じます。もちろん,あと数年すれば情況は一変すると思いますが・・・
一方,Rのメリットに注目してみると,高機能な点も重要ですが,「無料であること」が最も重要だと思います。
- 無料だから,卒業した後,どこに行っても使える
- 無料だから,自宅で,いつでも使える
- Rwebがあるから,出張中でも使える
このような特徴があるため,生涯学習の観点から学生のメリットを考えて,
Rの講義をしてくれる大学が,徐々に増えていくと予想されます。より詳しいRと他のソフトウェア (SAS/SPSS/STATA) の比較は,以下の資料ををご参考下さい。
Burns,
P. (2006). R Relative to Statistical Packages: Comment 1 on
Technical Report Number 1 (Version 1.0) Strategically using
General Purpose Statistics Packages: A Look at Stata, SAS
and SPSS (Technical Report Series, Report Number 1, Comment
1). Statistical Consulting Group: UCLA Academic Technology
目次: 雑多な知識
Rの導入に関するポイントを書いています。
- テキストエディタを使用する
- 潜在変数を扱うモデルはRでは,今のところ使わないでおこう
- Rを学習する意義とデメリット
- Rを学習する前に…
- 「Rは大変だから勉強しないでおこう」と思う前に…
- Rによる関数の作り方
- Rによるシミュレーション
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- 今年も,いろいろとありました。当Webサイトを御覧頂いている皆様に深謝致します。例年の目標管理のために,2021年の課題と反省 (妄想/妄言)と2022年の課題と反省 (妄想/妄言)を記載致しました。来年もよろしくお願い申し上げます。(2020/12/30)
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- 株式会社情報機構ヘルスケア系セミナー (2/27(木)12:30-16:30; JAM金属労働会館) にて講演を担当します。(2019/11/5, 2020/1/17追記)
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- 第1回NDBユーザー会 (2/27 (水) 10:20-16:30@グランフロント大阪) にて講演を担当します。(2019/1/29, 3/1追記)
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